不登校になったとき、今まで頑張ってきたから、不機嫌だろうが、八つ当たりされようが、すべてを受け入れてあげるのが良いのか。
不登校といつもの生活とは関係ないから、だめなことはだめ、と伝え、いつも通り厳しさを持って接するべきか。
不登校の本や気持ちを学ぶことが出来るものはたくさんあった。
でも娘の取り扱い説明書はないし、私が見つめて接してきた娘が、知らない部分があったとしても、それが合っていると思った。
だから私は本などで学ばなかった。
スクールカウンセラーとも話さなかった。
ただただ娘とだけ、家族とだけ向き合った。
不機嫌な時は、まずは火に油を注がないよう見守るけど、落ち着いた時に、自分の機嫌は少しずつ自分で取れるようにしよう、と話した。
お母さんが不機嫌で、意味もなく娘に強く当たったら娘も嫌でしょう?、と。
反抗期や不登校の不安定な気持ちもあるから、受け入れることの方が多かったけど、八つ当たりの10回に1回、次は2回、と増やして、こちらの思いも伝えるようにした。
お母さんは○○の気持ちなんかわからない、と叫ばれたときは、冷静に、
そうだね、わからないと思う、
でも
こんなふうに思っているのかな、こんなことに怒って、あんなことが不安で、だからそういう態度になるのかな、
と、親として見つめて思ったこと、泣いている娘に伝えました。
黙って泣きながら聞いていた娘。
思っていたより○○の気持ち、わかっていてくれてるんだね。考えてくれているんだね。
そう言ってくれた。
その日から、娘は、ちょっと部屋にこもる、落ち着いたら降りてくるから、
と、不機嫌な気持ちと少しずつ向き合い、自分の中で消化しようとしたり、落ち着いてから、思いや考えを少し優しく話せるようになった。