風のマーサ、大峯奥駈道を行く12 玉置神社〜大森山〜五大尊岳〜金剛多和 | 風のマーサ、街道を歩く(旅と古道と峠道のブログ)

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また、それらを
通して日本の美しい原風景を紹介出来たらなぁと
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是非、ご訪問ください。

こんばんは

風のマーサです😊


大峯奥駈道シリーズの第12回目〜

いよいよ6日目(最終日)になりますが

早朝、玉置神社から熊野本宮大社を

目指しました。

(上写真、玉置神社)


玉置神社から降りていく大峯奥駈の道は

古道の雰囲気が色濃く感じられました(下写真)

吉野とを繋ぐ大峯奥駈道としてだけではなく

熊野本宮大社と熊野三山の奥の院、玉置神社とを

繋ぐ参詣道でもあったのだろう。

途中、犬吹檜と書かれる石碑が

立っていました(下写真)

それにしても

中々、良い道が続いています(下写真)

早朝の山歩きとあって、ことさら心地良さが

感じられました。

そして舗装道路に降りてきました(下写真)

道路が開通しているので、わかりにくいですが

鞍部地形です。

降りてきた場所を振り返ると

潜ってきた鳥居が立っています(下写真)

ここが、玉置辻(本宮辻)

玉置辻(本宮辻)に降りてくると

舗装道路に合流します。

またすぐ先で右に未舗装道路が

分かれています。

その未舗装道路の右隣には杣道のような

古道が通っています(下写真)


また古道入り口には、石仏が

置かれていました。


さっそく古道に進みます(下写真)

少し道が崩れていたりして

歩きにくい状態でした。

それでも、ほどなくすると左側の

未舗装道路に合流します。

ここからは未舗装道路を歩きます(下写真)

ほどなくすると、また右側に古道ルートが

分かれています(下写真)

さっそく進んでみました(下写真)

水平道が続いていますが

結構、慎重に歩きました(汗)

そして道標が立っています(下写真)

左 大森山より熊野路

右 水呑金剛へ

昭和36年5月

と書かれています。

つまり、この先の分岐点で

左に登っていくと大森山を経て、やがて

熊野本宮大社に至ります。

一方で、右に降りていくと

第9靡 水呑宿に至るようです。


体力的には、あまり余裕はないので

今回は水呑宿はパスして

左の大森山へと登っていきました。


途中、石碑が立っていましたが

断片的には読めても、全体としては

はっきりとしません(下写真)

それにしても大森山は遠い。

とても、じらされた感じがします😭

途中、山々を眺めながら

小休止(下写真)

早朝から必死に登っています。

結構辛いです。

そして、ようやくにして

大森山の山頂に至りました(下写真)

標高1078m。

続いてのピークは大水の森(標高1045m)(下写真)

ここからは基本的に

激坂を下っていくように

なります(下写真)

ロープが貼られています。

やがて、また登り始めると

第8靡 岸の宿の看板が立っています(下写真)

宿があるようなイメージは

全くなかったように思いますが(汗)

次に切畑への道が右に

分かれる分岐点にやって来ました(下写真)

左は五大尊岳、本宮への大峯奥駈道ルート。

右は切畑、萩へのルート(未確認)

五大尊岳、本宮方面へと

向かいました。

30分くらい歩いていると

五大尊岳への登りとなります(下写真)


岩を登りますが、油断したのか

ふらっとバランスを崩しそうになります。

危ない、危ない😓


なんとか、第7靡 五大尊岳に到着です(下写真)

標高約780m。


ちなみに南側の峰のほうが

825mと標高は高いです。


さてその南の峰に進み

その先は、六道の辻まで

激坂が続くことになります(下写真)

手すり代わりのロープ?もかかっています。


足爪が痛くなるような

急坂を降ります。


また、先ほどからですが

熊野川が見えてきます(下写真)

(上写真、拡大させています)


さらに進んでいきますと

六道の辻に降りてきました(下写真)

鞍部地形です。

ここから右に上切原集落への道が

分かれています。

入り口部分を見た感じでは歩きやすそうに

見えます(下写真) (ルートは未確認)

あやうく見逃しそうになりましたが

近くには第6靡 金剛多和がありました(下写真)

多和(タワ)とは鞍部のこと。

役行者さんの石碑が祀られていました。

75番から始まった靡も

とうとう6番まで歩きました。

この日は午前6時に出発して

ここで午前10時前になります。


それにしても本宮大社から歩いてきた場合は

急坂を登り続けることになります。

それはそれでキツそう。


さて六道の辻からは

大黒天神岳への登りに入ります。

続く。

(2023年10月中旬)