【88】都会 | 道化師の休息

道化師の休息

想いの記録集


窓から見下ろすと…

「今日」が終わった人、人…

これから「今日」が始まる人、人…

人と車が行き交う川の流れ

眠らない夜が光っている


「時」を埋めるかのように

様々な想いがごった煮となり…

空騒ぎの中で疲れ果て…

感情は行き場を求めたり、失ったり…

時間に追われ、時間を追いかけ…


そんな光景を眺めながら浮かぶ「無」という一文字

但し『「無」は何も無い事ではなく、全てが有り得るという事』


「現実」という重さを背負いながら

あの人は何処に行くのか…

あの車は何処に行くのか…

「無」を背負いながら

色々な川が交差している

そしてフト、都会も落ち着く瞬間がある


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