休日の公園では子供たちが水と戯れています。
何にもとらわれず、はしゃぎ声をあげながら思いっきり自由に…。
目の前の事に、すぐに泣いたり、笑ったり、怒ったり…。
自然に…素直に…分かりやすく…ありのままに…。
そのうちだんだんとそれなりに色んな事を覚えてきて…。
それなりに考える力が備わってきて…。
それなりに感情をコントロール出来るようになってきて…。
それなりに…それなりに…。
現実との対峙と非現実の空想の中で空騒ぎ。
やがて……
水と戯れる事もなくなってきて…。
砂場で作ったあの山も消えていって…。
原っぱで無くしたあの野球のボールも忘れてしまって…。
あの時大事にしていた宝物って、捨てた記憶はないのにどこへ行ってしまったのでしょうか?
子供たちの上には青い空が広がっていました。
『何も知らなかった頃が一番幸せだったのかもしれない』なんてね。
