孤独一年 | egalite詩集

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夜の高くて広くて遠いところ

 

 

 

 

 

ああ、いつか悩んでいる日々が大切だったと

 

想い起す日がくるだろう。

 

ああ、人生が懐かしかったと

 

想い出す日がくるだろう。

 

何もない宇宙空間から、この生きている地球を眺めれば

 

どんなにみじめでも、どんなに貧しくとも

 

この地球にいたことを

 

どんなに美しく、どんなに激しく、どんなに稀にみることだったかを

 

想い出すだろう。