ご訪問ありがとうございます。
声のドクター®/ボイスコーチの、
江頭幸宏（えがしら ゆきひろ）です。
先日、結婚記念日でした。
8年目を終え、
9年目に突入です。
記念日らしく、
フレンチ（ランチ利用）をいただいてきました。
予約の電話の瞬間から、
この店は素敵だなぁ、と思わせるシェフの、
明らかに人の良さそうな声。
丁寧な声や上品な声は演出できますが、
人の良さそうな声、は演出はできません。
やはり伺うと、
趣向を凝らしつつ、
深みもありつつ、
素材のマリアージュも素敵で、
アットホームなお店とお料理でした。
お店は10席と、
こじんまりしていました。
お客は僕たち夫婦以外に、
女性の2人組だけでした。
やはりこんな時期ですから、
仕方ないのでしょう。
聞き耳を立てたわけではないのですが、
ちょくちょく女性2人組みの話が自然と耳に入ってきました。
話の内容から僕は勝手に、
会社の同僚だろうと思っていました。
美味しい料理とデザートで満腹になり、
さて帰ろうと、
妻と自転車で帰途につきながら、
料理の美味しさ、シェフの人柄などを語り、
ふと、僕たち以外にいた女性2人組みの話になりました。
僕：「どんな会社に勤めている方々だろうね？
普段使いではなかなか行けないお店だもんねぇ。」
妻：「え？親子じゃないの？」
僕：「え？」
僕は、ちょくちょく耳に入った言葉が、
仕事のことでしたから、
同僚、もしくは上司と部下だと思い込んでいました。
（年齢差は結構あったように見えたので。）
妻も、ちょくちょく話が入ってきたそうなのですが、
WAONカードの話だったり、
嵐（ジャニーズ）の話だったりしたことから、
親子だと思っていたようです。
なるほど、
きっと親子だね、
という話になりましたが、
人ってすごいね、という話にもなりました。
何がすごいって、、、
興味がある話しか、
耳に入ってこないってことです。
僕にはWAONカードや嵐の内容はさっぱりで、
妻には仕事の内容はさっぱりだったのです。
無意識に何を聞き何を聞かないか、
何を見て、何を見ないか、
決定しているんだなぁと、
改めて感じた次第です。
そう考えると、
Amazon Primeで観た、
クリストファーノーラン監督の初期の映画、
メメントも、まさに結論はそんな話でした。
人はそれぞれ持っているフィルターが違うので、
同じニュースを見ても受け取り方が違うとか、
同じ景色を見ても受け取り方が違うといいますが、
他者は自分と同じように感じたり、
見たり、聞いたり、
解釈するわけではないということを、
改めて実感した時に、
だからコミュニケーションは大切なんだな、
と思いました。
コミュニケーション というと、
会話というイメージが強いですが、
ここでいうコミュニケーション とは、
お互いの合意の形成です。
何を考え、
どう解釈しているのか？
お互いがお互いの考えや解釈を認識し合うということが、
コミュニケーション だとした時に、
その能力を高める努力は、
人間関係を成長、発展、深めるには必要だな、と改めて感じました。
ではまた！
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