薬剤師になり調剤薬局での仕事に就いて間もない頃
私は薬について知れば知るほど怖くなった
と同時に人間って強いなと思った
特に何種類もの、いや十を超えるほどの数の薬を飲んでいる患者さん
ここまで多いと併用注意ばかりになる
大丈夫なのか?
不安になり疑義照会してドクターに怒鳴られることもあった
併用禁忌でなければGOなのだ
確かにこの組み合わせで長年飲んでいる患者さんたちは、何も問題なさそうだ
語彙力がないので言い方は悪くなってしまうが
津軽弁で言うと
しなじい
しなじい🟰しぶとい的な意味
人体の不思議をまざまざと見せつけられ
そのうち大丈夫かと思う気持ちが無くなる
別の恐ろしさを感じるようになってきた
あれから四半世紀が経過
今は医療費負担がないから
小さなお子さんから薬漬けだ
健気にしなじく頑張っている人体は
私たちのわがままでさらにブラックを強いられ
遂に逆襲を開始しているのだな
と別の恐怖を感じるようになった私だった
本日もお読みくださり、
ありがとうございました