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この記事のつづき



突然閃めくように思い出したそのお方の名は


淡谷のり子さん


私の中にある記憶では

淡谷のり子さんは気難しいお婆さま

モノマネ番組の審査員をなさっていた時は

辛口コメントで有名で

真面目で曲がったことがお嫌いなのだと感じていた


しかしながら


地元の津軽三年味噌のCMで


「大したたまげた」


という名台詞を言うお茶目な面もある方だ


音楽学校の学費を稼ぐために

絵のモデル、しかも裸婦までやったということも

何かのテレビ番組で見た記憶があった


今の私にメッセージがありそうおねがい


早速本を探し読んだのはこの本



最近読んでいたベルばらにも似た

想像以上に命輝かせたお方だった


理想に生きる


どんなに貧しくてなっても

裸婦像のモデルまでして学費と生活費を稼ぎ

音楽学校だけは辞めなかったこと


戦時中にステージ衣装のことを嗜められた時は


「これが私の武装


とキッパリ


津軽弁でいう「じょっぱり」

いい意味で意地を張り

ブルースの女王とまで言われるようになった


課題提出のために読むのなら

人物に焦点を当てて読んでいく


しかし、私は違う視点へキョロキョロ


この年代の方達は

先の大戦で人生を大きく狂わせられた

そのことは、淡谷のり子さんの本だけでなく

数々のドラマや映画やアニメで

戦争のせいでみんな大変だったんだよ

やりたいことはできないし、

決して国家や陛下を侮辱したわけではないのに

言いがかりみたいな理由で連行された人も多かっただろうし、

拷問までされた方たちもいるだろうし、

愛する人と別れなければいけないし、


戦争は悪


そんな戦争をした昔の日本はダメなんだ

だからこれからは

いわゆる戦勝国からの新しい価値観が正しいんだよ


的な感じに受け取っていた自分だったけど


大東亜戦争と言われた先の大戦

玉音放送で陛下が述べられた文言の意味を知り

昭和天皇がどのような思いでいらっしゃったのか?

戦地での日本兵のお話を知るにつれて

私は複雑な思いを抱くようになってしまった


どっちがいい悪いではない

正解なんて出せない


自分の命を活かし切った先人たちの

生命としての力強さと煌めきを感じた




非国民と批判されても

ご自分の意志を貫く姿勢は

時代や立場や状況などは違うけど

医療系でありながら

某新興感染症の💉が出た時に

同調圧力に負けなかった自分も

同じ津軽の血が流れているのだと

淡谷のり子さんと一緒にしては失礼だけど

そう感じた


コミレイは残りの人生で

どこまで自分を活かし切ることができるかな?


そう問われてるんだな



本日もお読みくださり、

ありがとうございました照れ