今薬が足りないってニュースでも新聞でも取り上げられるようになってきた

実際在庫管理の方は相当苦労して薬を入手している


超円高になって国産より輸入した方が安いと

何もかも輸入に頼るようになってしまった


しかし時代は変わり円安


薬も例外ではない

原薬の輸入だって円安で支払い額は上がっているし

薬を包装するためのPTPシートは

プラスチック製品だからこの値段も上がっているハズ

薬の品質を保持しつつ製造するための電力だって

輸送コストだって上がっている


それなのに薬の価格、いわゆる薬価は

医療費削減のため年々引き下げられてきた


いろいろなものが値上げに踏み切る中

薬価は国で決められているので変えることができない


どうなるか?


採算が取れなくなり、製造販売中止となる

今まで製造されていた分流通量が減る


そんな薬が増えてきた


コスパの良い薬はどんどん姿を消していく

消費者にとってコスパの良いものは

提供する会社にとってどういうことなのか?

お給料をもらって働いている方達は

自分のお給料にも影響することも

考えないといけないと思う


話は変わり

都内で仕事をしていた10年ちょっと前のこと


私はMSさんといって医薬品卸の営業担当の方と話をしていた

その時に医薬品開発はバイオなど高額なものが主流になってきていると情報をいただいた


そのうちお金がなくて病気を診てもらえない時代がやってくるかもしれないと思った私


そして今現在

私はリウマチを専門に診てくださる先生の処方箋を受けて患者さんと話していて

まさにその時代の始まりを目の当たりにした


リウマチは自己免疫疾患で自分の免疫が暴走している状態

今までの薬では効果が出なくて

生物学的製剤といって

炎症を起こすところをピンポイントで抑える自己注射を使用する方も増えてきた

しかし、この生物学的製剤は値段が高い

3割負担の方は月にン万円という金額になることもある

しかも治すのではなく、抑えるのだから

ずっと続けなければいけない


先生に勧められても家計を考えて踏み切ることができないから限界まで我慢すると話される方も多い


リウマチだけではない


アトピー性皮膚炎の治療薬でも

そんな高額な薬が登場している

今お子さんは18歳までは医療費が補助されるから、お金の心配なく使用している方もいるけど

これも抑えているだけだから

その期間が終わったらどうなるのだろう


国民皆保険で病気の治療をする時代は

終焉に向かっているのだろう


これからは益々予防が大事


この前も書いたけど

自分にとって不都合なことは

止めることができないから

失ってみて初めて後悔するパターンは

これからも続くのだろう



本日もお読みくださり、

ありがとうございました照れ