私が調剤薬局の仕事を始めてから
気づいたことがあった
知識をつければつけるほど
医師の治療方針に反してしまう
若かった頃は
先生に食い下がるようなこともした
それはお互いにとって
気分を害するだけでしかなく、
何も変わることはなかった
半分言い訳になるが
ある時から
知識の深掘りをするのをやめてしまった
今はネットで誰でもカンタンに
薬の情報を手に入れることができる
健康意識の高い患者さんであれば
薬剤師が言わなくても
自ら調べたことを医師へ確認する
私の仕事は
聞かれた時に聞かれたことを答えるだけになった
健康意識の低い方が
なんでこうなったのか?
なんで治らないのか?
〇〇がいいと聞いたから飲んでみたいが本当に効くのか?
等々訴えてもただ言っているだけで
何も変える気がないことを知っている私は
毒舌で説教するようになった
時代の流れで
医師も世代交代する
私と同世代、下の世代の先生方の時代になった
私が勤務する薬局で応需している病院も先生が変わった
医療にも飲食店のような居抜きみたいな形で
今までかかっていた患者さんも
引き続き診てもらえる
多くの患者さんの処方が変わる
前の先生の存在を消すかの如く
と思ったが、
ブラッシュアップしたら
前の先生の治療が遅れていただけだった
一緒に自分の知識も遅れていたのだった
想定外の処方に在庫の手配やら何やらで
わちゃわちゃしているが
おかげさまで、刺激が入った
安定=衰退
とはこのことだ
本日もお読みくださり、
ありがとうございました😊