私は40代になってから
将来に対しての不安が出始めてきた。
当時勤めていた会社の薬剤師ではない社長は
「医療人は常識がなくバカばっかり」
と口癖のように話していたし、
上司からは
「コミレイさんくらいの年齢の人間は、
もう必要とされないんだから、
働けるだけ有り難いと思ったらいい」
と度々言われてきたからだ。
40代後半に入ってくると
更年期に差し掛かり、
今まで女性ホルモンに守られていたことが
無くなってくる。
特に私の祖母と叔母は閉経後に骨粗鬆症になり、
寝たきりになってしまったこともあるので、
余計に気になるところだった。
「このままではいけない」
「使いものにならない私」
という言葉が頭を駆け巡る。
今にして思うと、
1日に受けつける処方箋の枚数が10枚にも満たない超赤字薬局を、
数年で自分の給料が出せるくらいまでにし、
元々あった地域のナンバーワン薬局から
患者さんが流れてくるほどの絶大な信頼を得るまでにしたのは私だ‼️
だからそんな言葉を自分の頭の中で駆け巡らせなくてもよかったのだ。
そういうチャレンジをさせてもらえたことには
感謝するし、
赤字を脱出させたことも評価はしてくれたかもしれない。
しかし社長と上司の人間性にはついていけず
父がガンを発症したことを機に会社を辞め実家に戻った私だった。
実家に戻ったものの
「このままではいけない」
「使いものにならない私」
が頭を駆け巡り、
ビジネスの基本から学べるセミナーを受けることにした。
そこで講師の先生が
クライアントの探し方の一つとして
倫理法人会に行ってクライアントを見つける
という話をしていた。
私は自分のビジネスを持っていない雇われ薬剤師だったので、クライアントを見つけるというレベルではなかったが、講師の先生が話していたので、会に行って見る必要があると思ってリサーチすることにした。
何とこんな田舎な県でも各地域に単会があることが分かった。
しかしながらモーニングセミナーは朝6時から😳
ということは…🤔
会長クラスの重鎮の集まりだ
と勝手に思い込み行くのをやめたのだった。
その後数年経ち
別のセミナーで知り合った方から
東京に遊びに来ないかとお誘いを受けた。
待ち合わせは舞浜駅で
向かう場所は名前を失念したけど、
有名なホテルだった。
ホテルで会うからきちんとした服装でとドレスコードを伝えられたと思っていた私。
あの社長が言うようにバカな私だった😅
そう、
ホテルでMLMのビジネス説明会だったのだ。
そのビジネス説明会でも、
そのビジネスの成功者は
倫理法人会に行って一緒にビジネスしてくれる人を探す、と話していた。
私はその人から
「倫理法人会には行きましたか?」
と何度も何度も連絡が来たので
重い腰を上げて行くことにしたのだった。
続く
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