ここ最近多い
ご高齢の方へお薬を用意して持っていくと
「出して欲しかったのは、これじゃない」
じゃあ何を処方してもらうつもりだったのか?
そのことは先生に伝えたのか?
確認していくと、ほぼ伝えていないと言われる。
それじゃぁこうなるわけだ。
みんな忙しくて急がないといけない、
でも年取ってきて早くに動作ができない、
年取ってきていろいろなことが面倒になっている。
そう、このパターン
亡くなった父もそうだった。
話すタイミングを逸し、
相手が話すテンポについていけず、
ついていけてないことも言えずに
面倒だからそのままでいいやってなる。
そこを聞き取ろうと質問すると
面倒がって
「もういい、わかった、わかった」
わかったのではない、うるさいから黙れ!
という意味だ。
昔は、阿吽の呼吸と言って
夫婦だったり、仕事だったり
長年同じ時を共にすると、言葉をかわさなくても
意思疎通ができたのだろう。
どう伝えていいかわからないけど、
なんとかしてくれるだろう
という感覚なのかな?
しかし、何かと忙しすぎる現代で、
しかも混んでいる病院では
それを求めるのは無理があるだろう。
処方し直してもらうために
病院へ連絡し対応してもらう私たち薬剤師。
「話したいことや、聞きたいことは
家で紙さ書いておいて、
病院に行ったら先生さ見せればいんだね」
と言って薬を渡す。
厄介なのは、
薬が変わったのに何故変わったのか?が
わからない、とか
どう見てもおかしいのに、
これでいいという方たち
きっといろいろなことが面倒になって
「先生が出すんだからそれでいい」
になってしまっているんだな
副作用があっても
先生の機嫌を損ねてはいけないと、
そのまま飲み続ける患者さんたち。
だから副作用があるなんて病院の先生は知らない。
だから、きちんと先生に伝えた患者さんは
「そんな副作用聞いたことがない!」
って訴えを却下されてしまうことになる。
副作用がありながら、
本当に必要かどうかわからない薬を飲み続けている方達を長年見てきて、
どんな状況下でも命を維持するために
がんばってくれていて
人の身体って本当に凄いなぁって思う私だった。
今日のまとめ
丁寧にコミュニケーションとりましょう!
日々頑張ってくれている身体に感謝
本日もお読みくださり、
ありがとうございました😊