漢方薬局で働いていた頃に培ったことを、
私の今の調剤薬局での服薬指導や、
日常生活に活かせそうな内容を、
何回かに分けてこれから書いていきます。
漢方を始めとして東洋医学では
陰陽五行論というのがあります。
っていきなり堅苦しくなってきたぞ😅
これが私のベースになっています。
陰陽五行とは
陰と陽は何となくイメージつきやすいのでは?
五行は木・火・土・金・水
五臓六腑って言葉を聞いたことがあるかもしれませんね。肝・心・脾・肺・腎
これらは循環していたりお互いに影響しあっています。
木を擦り合わせていると火を起こすことができます。
燃え尽きて灰になって土になります。
土の中から鉱物(金)が出てきます。
金属には水滴が生じて水となります。
これが循環
相克と言ってざっくり相手のエネルギーを奪う関係があります。
例えば、
火は水をかけると消えるし、
木は土から養分を吸い取り、
木は刃物(金)で切り倒される。
これらの性質を1つ1つ紐解いていくだけ。
私なりの紐解きをしていきますね😉
「木」
季節は春
臓器は肝
臓腑は胆
体の部位は目や爪も
感情は怒
色は青
味は酸
性質は風
春は風が強いですねー。
風は動きがあります。
症状も変化しやすい。
肝つまり肝臓系胆嚢系の働きが強過ぎたり弱過ぎたりで様々症状を引き起こす。
三寒四温と昔から言われているくらい気温変動も大きい。
ということは、
自律神経の乱れ
自律神経は体のほぼ全部の内臓の働きに作用しているので、
その人の弱いところに症状が出てくる。
胃腸系なのか、循環器系なのか、泌尿器系なのか…
そして風の性質から
症状が変わる、訴える場所が変わるなど
治療家泣かせの季節でもある。
春は冬という陰陽でいうと陰から一気に陽になるので
感情も揺れ動く、イライラしやすかったり、眠れなかったり、なんだか落ち着かない感じに
ちょうど年度変わりで環境が変わる時期でもあるし🤔
肝臓系の解毒作用が弱くなると
皮膚にトラブルも生じやすい。
だから、痒みが悪化する方も多くて
薬が効かないとイライラして訴える方が増える。
そんな時は、
「お辛いですよね。
でもそういう季節だから、どんなに頑張っても私たちはお天気はコントロールできないので、嵐が過ぎるのを待つ感じでいるしかないです。
悪化させないように、気をつけてくださいね」
と切り札で返す。
酸っぱいものを極端に好むか逆に嫌がるとか、
目や爪にトラブルが出た時も
肝が他とバランスが取れていないバロメーターになりますね。
ざっくり書きましたが、
実際は単純に肝だけでなく複雑怪奇に色々なことが絡み合っているので、
個人差がありすぎー(IKKOさんぽく😆)
今日のまとめ
季節によってどうにもならないことがある。
これ次回以降毎回書きそうな台詞だ😅
本日もお読みくださり、
ありがとうございました😊