病院から連絡があった。


血圧が上がってこない。

今ならまだ声にも反応するし身体も動かせているので、面会に来てほしい。


いよいよか😔


妹へ病室に着いたら電話するから声をかけてほしいとメッセージを入れた。

父の従兄弟にあたる叔父へも連絡を入れたら

私と母が着くのと同じタイミングで病院に来てもらえた。


1人ずつ病室へ

それまでは下の病院受付で待機。


最初は母、次に叔父、最後に私の順番。


私が行った時には上を向いたまま口で呼吸をしていた。私の声には反応していなかった。

妹へ電話をして、

「妹だよ」と父へ声をかけて電話を近づけた。

そうしたら、


「久しぶり」


と弱々しいながらも妹の声に反応して話してくれた。

妹の問いかけに、うんうんと言って

途中から電話は妹の夫に変わり、

その時は頷くのみで、向こうから不安そうに

もしもし?もしもし?と聞こえた。

リアクションはしてますよと彼に伝え

また妹に変わり電話を切った。


布団の中から手を出して

いつものように

ベットの柵をつかもうとしていた。

がんばって声を出したからなのか、

その後口を開けたまま動きが止まった。

呼吸止まった?


「苦しい?」


と声をかけたら、首を横に振って👌を作ってくれた。

手を握った。


「あ、ごめんね。私の手が冷たいね😅」


「今まで色々ありがとう」


程なく父はまた真上を向いて意識をこちらから外し、口で呼吸をし始めた。


私はそっと離れて看護師さんの元へ


看護師さんは

今朝血圧が50から上がってこなくて…

でも午後になって70まで上がってきました。

ここ最近は70くらいで推移しています。

いよいよのときは夜に呼び出すことになるかもしれません。


と説明を受けて病院を後にした。

話ができてよかった。


母は自分が行った時は何も反応してくれなかったことと、父の手は布団の中だったので手を握れず、寂しいのと不機嫌なのと複雑な気持ちが入り乱れていた。


「私もそうだったけど、妹の声を聞かせたからだよ。家で看取れないって言ったから、お父さんが根に持っているかもしれないね。」


と私は母へ言った。


こうして少しずつ、

覚悟を決めるように慣らしていってくれてくれているのかもしれないなぁと思った私だった。



本日もお読みくださり、

ありがとうございました😊