母は昔から父のことが第一優先だった。

父が出張だったり、飲み会などで夕食を家で取らないとわかっている日の夕食は、

父がいる日といない日では差がとても大きかった。


この1年父が入退院を繰り返していたので、

母はほとんど食事の支度をしなくなった。


これは、チャンススター

私が作ってみたかったもの、

食べたいものを心置きなく作ることができるラブ


今までも休みの日には作っていたけど、

あまりやりすぎると、母の仕事を取っているみたいで、「ごめんね」と何度も謝られてしまい、

やりにくくなっていき自分のお弁当以外は

遠慮していた。

(というのは理由の半分爆笑)


というわけで、この1年で食事を作る機会が

とても増えてきた。


作りつづけてみて気づいたこと。


父がほとんど食事をとらなくなり始めた頃、

食事を持って行くと


「また、同じものか…」


とため息😮‍💨をついて

全く手をつけないことが度々あった。

その度に母は父に


「薬を飲まないといけないんだから食べないと!」


と言い、父は


「これ、食べてみたのか?」


と言い返し口論となっていた。


自分が一人暮らしをしていた時もそうだったが、

自分で作るご飯って、決まったものをローテーションしている感じだった。


このことか…


それでも毎日毎日欠かさず用意すること自体がすごいことではあるが、

同じ食材しか使わず、一つの食材で作るものが同じだった母。


例えば、

父が仕事していた時は朝、退職してからは昼に

トマトを洗って切ったものとレタスを洗っただけのものが必ずお皿に乗っていた。

ほうれん草や小松菜といった葉物野菜はおひたし、ブロッコリーも茹でるだけのものが毎日夕食に必ず並ぶ。

他に違うものがあっても、これだけは間違いなく毎日同じものだ。


季節問わずに同じ食材を使い続けるから、

旬ではないものは味が良くない。

ドレッシングをかけるわけでもない

トマトやレタスは…ね。


父の長年の不満がこういう形で出たのだろう。


だからといって父に何が食べたいのか?

聞いてもわからないと言われてしまうので、

困るのだった。


私は有り難いことに、

クックパッド先生や、テレビで見た料理のレシピをスマホで探し出すことができたので、

目新しいものを作ることができた。

たまに父に食べてもらうことができると、

それはそれで母の妻としてのプライドを傷つけるのか、機嫌が悪くなるというシュールな光景だった。


今はそんなこともなく、

私の休みの日に食材を使い切ることを目標に

作っているのだが、

主婦をしたことがない私は、

何しろ作るのに時間がかかる。

2時間は必要な私😢


短時間で何品もの料理をなさる世の中の

お母さん方を尊敬🙏🥹✨する私だった。


ここで卑下することはない😤

こんなに時間をかけて料理する時間があることを優雅で有り難いと思うことにしている😆



本日もお読みくださり、

ありがとうございました😊