父が入院して2日。

もう病院には行かないと言ったのに、

結局病院へ行くことになってしまった。

父は嘘つきだと思っているかもしれない。


入院の病棟に入る直前の父に会わせてもらった時、父は蝋人形のように血色が悪くなっていて、

私の呼びかけに反応がなかった父。


そんな父を見ていて


朝活のバイブル『万人幸福の栞』に書かれてある言葉を思い出した。


親がえらいからではない、強いからではない。

世の中にただ一人の私の親であるからである。


第三者から見たら、無駄な抵抗と思われるかもしれないし、治療を受けることは父本人にとって負担になっているかもしれない。


世の中にただ一人の私の親であるから、

覚悟と希望を併せ持ち、病院に託したのだ。


介護日記って書いているけど、

実際に介護をしているのは母だ。


私は、病院の付き添いと先生とのやりとり、

導尿カテーテルのバルーンに溜まった尿を捨てる、父が食べられそうなものを調べて作ったり、あちこち徘徊して父に食べてもらえそうなものがないか探したり、以前好んで食べていたものを買ったり、と食事の用意をするくらいだ。


先の大戦の沖縄戦にて自分の父親を亡くし、

馬鹿にされないようにと意地を張って生きてきたであろう私の父。そのためだろう。

プライドが高くて、完璧でなければいけなかった父は、私に恥ずかしい姿を見せられないのだ。

仕方ないので母やヘルパーさんたち介護のプロにお任せするしかない。


複雑な気もするが、

介護ってどこまでやってあげられるか?

自己満足なのか?と思うこともある。


どの選択をしたとしても

これでよかったのか?

と思い悩むのは変わらないのだと思う。


本日もお読みくださり、

ありがとうございました🙏