珍しく往診に先生がいらっしゃる時に休みだった私。
以前から薬について聞きたかったのだ。
最近頻繁に他の患者さんにも処方されるPPIと呼ばれる胃酸の出過ぎを抑える薬。
何でもかんでも胃の不調を訴える患者さんに処方されている感があって、
飲んで調子いいならいいけど、
飲んでいても効果がないと訴える患者さんも少なくない。
個人的に私はPPIで胃酸を抑えると
消化するための胃酸、細菌やウィルスが入ってきた時の殺菌に支障があるのではないか?
と気になっている。
父にも出ていたPPI
以前から食べないのは
(昼食べると夜は食べないみたいな感じ)は
消化不良なのでは?
と思っていた私。
で、なぜこの薬が出ていたのかを聞いてみた。
「痛みどめ以外でも薬で胃を荒らすことがあるので処方されたけど、
本人はこのまま治療せずに自宅で死ぬ覚悟を決めてきたのなら、薬は全て必要ない。
熱も7度台はそこまで高くないし、
本人の苦痛を取り除く以外は解熱剤も必要ない。」
まさかのここで薬全部いらない発言😯
じゃあ、微熱はOS-1で様子見だなぁと思ったら
「固形物をほとんど口にしていないと水分も吸収されないから」
そうなのか…。どおりで
母乳やミルクしか飲んでんいない
赤ちゃんと同じ💩なわけだ。
勉強になるなぁ。
「よくここまで持っていますね。」
と先生
「生命力はあるので、ちょっとがんばれば元気になるはずなのにもったいないと思うんですよね。」
と私は3年前の圧迫骨折からも含めた気持ちで呟いたのだが、先生は
「ここからは急速に衰弱していきます。
ここからは覚悟と希望の両方を持つことです。」
「覚悟と希望の両方を持つ」
深いなぁ
これどんな場面でも当てはまるやつだ。
名言だぁ
色んな意味でウルウル🥹🥹🥹な私だった。