10年にも満たない期間で引退するような古株薬剤師の独り言シリーズ。
今日は農薬について
有機リン系殺虫剤についての講義のこと。
どんなメカニズムで害虫に効果があるのかを聞いていたのだが、
「アセチルコリンという神経伝達物質があるのだが、これを分解するコリンエステラーゼを阻害して、アセチルコリン中毒にして死に至らせる。」
アセチルコリンって人の神経伝達物質でもあるんだけど…?
って思った私。
アセチルコリンは副交感神経の伝達物質でもあるし、脳の方ではアルツハイマー認知症の薬がここに作用しているので、専門知識がなくても
いかに重要な役割をしているのかは、
おわかりいただけると思う。
大学に入ってからGにお目にかかる機会が出てきた時に、
CMとかでシューって殺虫剤をかけるやつを見て、自分の体のアセチルコリンにも影響しないか?と不安になり、殺虫剤は使わないことに決めた記憶がある。
先生は害虫は小さいから微量だし、人に影響する量ではないと話していたが、
その恐ろしさを見せつけられたのが、
オウム真理教によるサリン事件だった。
松本サリン事件では被害に遭われた方のアセチルコリン中毒の様子が映像として映ったので、
やっぱヤバいんじゃん
って思った。
よくさまざまなニュースなどで
「直ちに健康に被害が出るものではない」
と記者会見している図を目にするのだが、
薬剤師歴30年
ん10年経過して健康被害の賠償責任裁判を起こす図も見てきた。
直ちに健康被害がなければそれでいいのか?
ん10年経過して健康被害が出てもいいのか?
みんなやっているから
付き合いだから
今だけ金だけ自分だけ?
ロシアンルーレットでいいのか?
記者会見見るたびに
またか😮💨と思う私だった。
きっと、ん10年経過したら今流行りのアレも?🫢
そうならないことを祈る🙏
本日もお読みくださり
ありがとうございました。