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早く田舎暮らしをしろと迫る彼氏。
その辺りから私は、再びこのまま彼氏と付き合っていていいのかどうか考えるようになっていた。
当初は老後にのんびり2人で過ごせたらいいと思っていた。
しかしその前にばれてしまっては…。
夫婦でも兄弟でもない苗字が違う男女が同じ家に住んでるという70代患者さんカップルが薬局にもきてくださっていた。
ご本人たちからは聞いていないが、
噂では籍を入れていない訳ありなカップルのようだ。
このお二人は自分達の未来だな…。
ある日男性の方に見えないものが見えるようになってしまった。
夜中に窓から沢山の人が入ってくるそうで、
女性の方も夜眠れなくなり
ついに施設に入れることになった。
そのことで男性の親族と揉めたようだ。
その女性は施設に入れてしまったことをすごく後悔していてご自分を責め続けていた。
若い時はいい。
私も40代を迎えてどんなに頑張っても避けられないことがある老化という壁に出会い
このカップルの話は他人事ではないと思った。
嫁として認められなかった私の母。
母を召使いのように扱っているように見える私の父。
そんな両親を見て結婚とは墓場というのはその通りだという価値観を握りしめた結果が今。
入社してきた新人君が
学生時代からおつきあいしてきた彼女さんと
婚約した話を聞くと
私の人生間違えてきたと後悔する日々が始まったのだった。
その一方で彼の娘さんに第二子のお孫さんが誕生した。
2人目は男の子だった。
1人目の女の子の時は感じなかったが、
男の子が誕生した時から
彼は今まで私に自分の家族のことを話すことはなかったのに、細かく話すようになった。
というより私といても意識は家族へ向いていたということだ。
私は自分が人並みに結婚して子どもを産まなかったことに対して劣等感と罪悪感を強めるようになった。
このままの関係ではいけないと思う一方で
1人になることに対する不安がある。
葛藤に苦しむことのなったのだった。
本日もおつきあいくださり、
ありがとうございました😊
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