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体重が減っているのに、食欲もないので食べない。

うつが改善するわけがなく、

仕事も休みがちになっていた。



ある日、社長が知り合った方で

その方が営んでいる、

熱海で温泉道場に社員全員を

送り込むことに決めた。


この方は断食をしてがんと共存している方だった。

この温泉道場は通称断食道場と呼ばれていた。


社員が体験してその結果を見てお客様にもこの道場を利用してもらいたいと思ってのことだった。


日程は1週間。

札幌から同じ店舗のIさんという男性と、

別の店舗の1つ上の先輩女性Sさんとひとつ下の

Tさん4人で参加。


熱海の高台にある施設でこれから断食をする。


少飲・少食・多動


で身体の毒素を出すプログラムだ。

その日の夕食から徐々に食べるものを減らしていく。


食事内容は今でいうとジャパニーズビーガンといった感じ。

動物性食品は一切無し。

一口30回は噛むように言われたのに、

30回噛んで食事したのは私だけ⁉️

みんなあっという間に食事を終えてしまい、

私だけが取り残された。


入浴も石鹸は禁止。

塩で身体を洗う。

しかしながら、

女子のシャンプーだけは特別許された。


朝は早い。

全扉を開けて空気の通りが良い状態にして

掃除をする。

掃除は昔ながらのはたき、ほうき、雑巾掛けだ。

参加したのは3月。

札幌より暖かいとはいえ、暖房がないので冷え性の私にはとても辛かった。

ついでに月経も始まり最悪のコンディションとなってしまった。


掃除の後、扉は全開のまま

般若心経を唱える。

そのあと体操をして

散歩という名のウォーキング。

片道1時間くらい歩く。


ここでも出遅れた私。

心配してくれたのが、IさんとSさん。

曲がり角が2回あったのか?

途中からみんなを見失ってしまった。

行き先は海の方と聞いていたので、

それらしき方向へ歩くも

みんなと合流できない😮‍💨

仕方がないのできた道を戻ることにした。


戻ったら、既に全員戻ってきていて、

私たち待ちだった入口で待っていた教育マネージャーが


「ごめん、ごめん。気づかなかった。」


と言われた。

1人じゃなくて本当によかった。


それ以降は私のペースに合わせて散歩するようになった。


ここから朝食だが、

朝食は梅醤番茶だった。


その後、食養生の講義と調理実習。

ごま塩と、ゴマペーストから作る胡麻豆腐を作った記憶がある。


朝は翌日から梅醤番茶や大根おろしが入った大根生姜何とかといった飲み物だけだったが、

昼食と夕食は少しずつ量が少なくなっていった。


散歩は午後もあり、

夕食後も何やらいろいろなワークをやったが

何しろ約四半世紀近く前のことなので

忘却の彼方😅😅😊


そんなふうに数日を過ごしていくと

日に日に体型が変わる人が出てきた。

特に男性の小太りHマネージャー

どんどん背中の肉が落ちていくのがわかった。


そしてメインイベント✨

最後の日は丸一日かけて道場から十石峠まで

往復するのだった。


私は果たして戻って来れるのか⁉️


明日へ続く