森田side

 

 今日は私の彼女、保乃ちゃんの誕生日。

 

 なのに突然仕事が入ってしまい、お家でゆっくりデートする予定が潰れてしまった。

 

 しかも現場がそこそこ遠い。

 

 

 

マネ「ごめん、家着くの12時近くなりそう。」

 

 

 

 機材トラブルで撮影が押してしまい、夜ご飯を一緒に食べれるぐらいの時間には帰れる予定がまさかの日付が変わるギリギリになりそうな勢いだ。

 

 なんなら渋滞ぎみになってきたから今日中に帰ることすら難しそう。

 

 

 

マネ「保乃の家直行する?それとも一旦自分の家に帰る?」

 

 

 

 ここで直行すれば間に合うかもしれないが、一旦家にプレゼントを取りに帰るとなると、確実に間に合わない。

 

 

 

マネ「確か保乃の家の近くに花屋さんあった気がする。結構夜遅くまでやってはいるけど…。」

 

 

 

 保乃なら手ぶらで行っても、「大丈夫やで〜」なんて言ってくれるかもしれないが、こんなに待たせた挙句、何も持たずに行く自分が嫌だ。

 

 

 

森田「ダメ元でいいのでそこ寄ってください!」

 

マネ「了解!ちょい裏道入るから捕まってて。」

 

 

 

 法定速度ギリギリで車を走らせること数分、ようやく花屋さんの前に到着した。

 

 しかし、店の電気は付いているものの、店員さんが看板や旗などを片付けて閉店の準備をしていた。

 

 

 

森田「あの!もうお店おしまいですか…?」

 

 

 

 お店に駆け込み、ダメ元で店員さんに聞いてみる。

 

 

 

店員「あら、櫻坂の森田ひかるちゃんじゃないの。そろそろ閉めようと思っていたけどひかるちゃんのためならまだ大丈夫よ。」

 

森田「すいません、ありがとうございます。」

 

店員「もしかして渡す相手は保乃ちゃんかしら?」

 

森田「そ、そうです。なんでわかったんですか?」

 

店員「私Buddiesなのよ。今日保乃ちゃんの誕生日でしょ?ちょっと待っててね、ピッタリなのがあるから。」

 

 

 

 そう言い、一旦裏に行ってしまった店員さん。

 

 よく見ると、店内には櫻坂のポスターやCDなどが飾ってある。

 

 

 

店員「お待たせ。これなんかどうかしら?チトニアって言うお花なんだけど。」

 

森田「すごく綺麗ですね。」

 

 

 

 明るく綺麗なオレンジ色をした花。

 

 店員さん曰く、10月21日の誕生花らしく、花言葉は「あなたは美しい」だそうだ。

 

 

 

森田「これがいいです!ありがとうございます!」

 

店員「よかった。ほらあと少しで日付変わっちゃうから行きなさい。」

 

森田「でもお代は、、」

 

店員「お代なんていらないよ。櫻坂のメンバーが楽しく元気に活動してくれたらそれで充分だからね。」

 

森田「すいません、ありがとうございます。」

 

店員「いいのよ、ほら行きなさい。」

 

 

 

 店員さんにお礼を言い、急いでマネージャーさんの待つ車へ戻る。

 

 

 

マネ「おかえり。急いで保乃の家向かうね。」

 

 

 

 保乃の家に向かって軽快に走り出した車。

 

 だが、あと少しというところで渋滞に巻き込まれてしまった。

 

 どうやら交差点で事故があったみたいだ。

 

 これで確実に今日中に保乃ちゃんの家に着くことは不可能になった。

 

 いや、一つだけ方法はある。

 

 残り数百メートルを走れば間に合うかもしれない。

 

 あの交差点を曲がればすぐ保乃ちゃんのマンションが見えるはずだ。

 

 可能性が少しでもあるならそれに賭けるしかない。

 

 

 

森田「すいません、ここで降ります。」

 

マネ「え、大丈夫?!」

 

森田「大丈夫です。ありがとうございました。」

 

マネ「お、おう…。気をつけるんだよ?」

 

 

 

 普段から荷物が少ない私は小さいバッグを肩に掛け、先程いただいた花束を片手に車を飛び降りる。

 

100メートル程先の交差点を左に曲がり、そのまま300メートル程走ればもうそこは保乃ちゃんの住むマンションの下だ。

 

 時刻は23:56。

 

 よし、頑張れば間に合う。

 

 私は今まで史上超全力で走った。

 

 

 

 

 

ピンポーン

 

 

田村『はぁーい。』

 

森田『ハァハァ…ごめん保乃ちゃん。遅くなった。』

 

田村『ひいちゃん?!ちょっと待ってな、今開けるから。』

 

 

 

 まさか私が来ると思っていなかったのか驚いた様子の保乃ちゃん。

 

 

ガチャッ

 

 

森田「おぅっ…」

 

 

 

 ドアが開くなり保乃ちゃんに抱きしめられた。

 

 

 

田村「会えないと思った…。」

 

森田「ごめんね、仕事伸びちゃって。」

 

田村「ううん、こうやって急いで会いに来てくれて保乃めっちゃ嬉しい。」

 

森田「本当はプレゼント取りに帰りたかったんだけど間に合わなかった…ごめん。でもその代わりにって言ったらあれだけど、これ。」

 

 

 

 オレンジ色の綺麗な花束を保乃ちゃんに差し出す。

 

 

 

田村「これくれるん?!めっちゃ綺麗やな!」

 

森田「チトニアって言う花らしくて、保乃ちゃんの誕生花だって店員さんが教えてくれた。」

 

田村「はぁ…保乃こんな綺麗なの貰えて幸せやわ。ひいちゃんホンマありがとう。」

 

森田「一応意味もあるみたいで…」

 

田村「ホンマ?調べてみるわ。えーっと…、グスッ。」

 

森田「え、保乃ちゃん?!」

 

 

 

 なぜか突然保乃ちゃんが泣き出してしまった。

 

 

 

田村「『あなたは美しい』って…グスッ。ごめん、嬉しすぎて。本当にひいちゃんありがとう。」

 

 

 

 時間ギリギリで、しかもお花しか渡せてないのにこんなにも喜んで涙を流してくれる保乃ちゃんが、私には世界一美しく見えた。

 

 

 

森田「プレゼントはまた後日ちゃんと渡すから。」

 

田村「こんな素敵な花束を貰えてプレゼントまで貰えるなんて保乃幸せ。ひいちゃん、これからも保乃の隣にいてな?」

 

森田「もちろん。保乃ちゃんも私の隣にいてね?」

 

 

 

 

 

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どうも、ぽんです。

 

まず、

 

保乃ちゃん誕生日おめでとう!

 

 

 

先程、明日ほのすの誕生日やん!ってなりまして、急いで書いてみました。

 

いつもは当日か次の日ぐらいに誕生日だったことを知り、小説書けないんですけど、今回は前日に気づき、推しcpの森田村ってことで頑張って書きました笑

 

 

多分今まで史上最速で書いたので、今まで史上クソみたいな駄作かもしれないですが、1人でも「よかった」と思っていただけたら嬉しいです。

 

 

では、あじゃじゃやした!