磯田道史先生著江戸の備忘録について紹介いたします。


タイトルは江戸の備忘録ですが、著者磯田道史先生の日本史エッセイ集です。


一節をご紹介します。


戦国の犯罪、ひらがなで減る。というものがあります。徳川家康が三河の小大名の時代、領国を本多作左衛門という男を奉行にしていたところ高札の内容を「〇〇したらさくざえもんがきるぞ。」と改めると犯罪が減ったという事です。


識字率のレベルがわかる内容で、文字が読めるという内容をどこまでできるかという事で識字率が変わってくるという話で深くうなづきました。


ちなみに、この本多作左衛門、日本一短い手紙「一筆啓上。火の用心。お仙泣かすな。馬肥やせ」で知られる人物で、妻に対してもこのように要点を絞りつつ、明快な文章を書いた方という事もこの本で知りました。


立派な為政者というのは頭が良いんだなと思いながら読みました。


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