『今の、この世の中は、昔の人の"夢"でできている』
と誰かが言った。
確かに。
遥か昔、飛行機も自動車もバイクもなかったし、手紙だってすごく時間をかけて届けてもらっていた。
寒い時はがたがた震えながら囲炉裏を囲み、暑い時は団扇片手に日陰で伸びていた。
『もっと早く移動ができたら』
『空を飛ぶ事ができたら』
『すぐにこの手紙をあの人に渡せたら』
『いつでも快適に過ごせたら』
昔の人の夢は『現実』となった。
人の思いも、生きる道も、もしかしたら。
実はずーっと昔に、自分が望んだものなのかもしれない。