04/10/2011 EF 28-80mm F2.8-4L USM AF/MF不安定品の修理 | キヤノンEFレンズ メーカー修理不能レンズの修理ブログ

04/10/2011 EF 28-80mm F2.8-4L USM AF/MF不安定品の修理

 今日の依頼はEF 28-80mm F2.8-4Lです。このレンズは

ここでは初めてですね。


 初期のEF Lレンズで、なんと受注生産でした。


 今回の依頼品はAFが途中で止まったり、MFが言うこ

とを聞かなかったりします。


 レンズキャップはFD時代のC-72です。一時期はプレミア

がついていたのですが。


キヤノンEFレンズ メーカー修理不能レンズの修理ブログ


 分解を始めます。


 このレンズはボディが金属で、少し重いですけど

プラスチックのボディより頑丈です。


 このレンズは基盤同士が半田で接続されています。

この基盤はあまり耐久性がないので極力ここは

外したくありません。


キヤノンEFレンズ メーカー修理不能レンズの修理ブログ


 症状を見た瞬間に原因がわかりました。レンズの内部

で外れた部品が遊んでいるのです。しかしその部品がどこ

にいるのかを見つけ出すのには時間がかかりすぎます。


 怪しいところをみつけました。どれだかわかりますか?

このレンズの構造が頭に入っていないとなかなかわから

ないと思います。


 やはりここにありました。

キヤノンEFレンズ メーカー修理不能レンズの修理ブログ


 摘出するのは大変でした。ここには微細なセンサー

があるのでその位置が変ってしまうと後にとても

大変な調整をしなければなりません。


 遊んでいた部品は金属です。運が悪いとショート

して壊れてしまう可能性があります。ショートして

しまうとレンズはもちろん、カメラも危ないです。

AF/MFスイッチが取れてしまった場合や、その他

振るとカラカラ音がするような場合は直ちに使用

をやめて相談頂くことをお勧めします。


 無事に組み上げて修理は完了しいました。

AF/MF切替スイッチも復活させてあげました。

ちょっと寸胴ですが、なぜか萌えるレンズです。


キヤノンEFレンズ メーカー修理不能レンズの修理ブログ

 不完全現象でしたが、直っているはずです。


 このレンズも構造を知らずに分解すると壊して

しまうポイントが数箇所ありますのでご注意ください。

故障品をお持ちの方はご相談ください。