「沖縄パイン」というネーミングにそそられた瞬間を分析する | 「独自の世界観に共感するファンが集まる」ブランディングのブログ

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一般社団法人ブランド・バリュー協会理事で、飲食店コンサルティングのイー・フードビジネス・サポート代表の上田が、
ファンに選ばれ続けるためブランディングについてお伝えします。時にはビジネス以外の日常の感じた事、気づいたことも綴ります。

「沖縄パイン」というネーミングにそそられた瞬間を分析する
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昨日、大阪市内を歩いていた時のこと。
ふと目に入ったのが、マクドナルドの店頭に飾ってあった
マックシェイク「沖縄パイン:期間限定」のポスター

アポまで、ちょっと時間があったので、イートインすることにしました。
特に、なにか飲みたいというニーズがその時あったわけではありません。

ポスターを見て、突然、私の心の中にニーズが発生したのです。

食べた経験がないけど、なんとなく心の中に何かを
感じる「沖縄パイン」というネーミングにそそられて。

ここで、私が、マックシェイクの購入に至った流れを、振り返りながら
ブランド想起の体系と合わせて、簡単にまとめてみます。

人間は、直接、経験したことがなくても世間に流れている情報と
関連付けて、商品やサービスについての自分なりのイメージを形成していきます。

たとえば、スポーツカーの「フェラーリ」
名前は、知っていても、実際に乗車したり、車体に触れた人は少ないのでは
ないでしょうか?

しかし、あるセミナーで、
「フェラーリ」からどんな色を連想しますか?」と質問したところ
約80%の人が「赤」と回答しました。

フェラーリは、乗車していなくても「赤」というイメージが浸透していると
いうことですね。

では、「沖縄パイン」から、何をイメージして、購入に至ったのか自分の心を
振り返ってみます。

・マックシェイク
 → ストロベリー等、他の味は知っている

・パイン 
→ 甘酸っぱい味は知っている

・沖縄
 → 沖縄には学生の時、2回行っただけである。思い出すキーワードは
「真っ青な海」「パイナップル畑」「開放的」「バカンス」「リゾート」
「夏休み」・・・・・・

では、沖縄パインシェイクに対して想起するブランドイメージ

・沖縄パインシェイク
→ そういう品種があるのか、あるいは、ただの沖縄産のパインなのかは
知らないですが、おそらく沖縄の、あの灼熱の太陽の光を吸収した、
濃厚な味のような気がする。

昔行った、懐かしい沖縄のイメージが注入された
シェイクなら一度味わて見る価値があるかも。

このように、自分の経験と関連付けて(この場合、
沖縄への旅行で体験したこと)と一緒に商品をイメージするのです。

あなたの、商品、サービスのブランドを創る時、ターゲットとするお客様が、
経験したどんなイメージと一緒に思い出してもらいたいかを考えてみては如何
でしょうか?

そのイメージを表す、一つのツールがネーミングということです。


最後に、この沖縄パインのマックシェイクの話には、落ちがありました。

並んで、やっと自分の順番がきたというのに、何と販売終了でした。

「ポスター外しておけよ」って言いたいところでした。
もちろん、言ってませんが・・・・

私の心の中の、マ○ド○ル○のブランドイメージは、さらに失墜しました。
(あくまで個人的感情です)