ヒアルロン酸は、顔のたるみに対するリフトアップにも有効です。
皆さんはヒアルロン酸といえば、凹んだ部分をボリュームアップさせる治療というイメージが強いのではないでしょうか?
もちろんヒアルロン酸は、老化による骨の萎縮などで生じたお顔の凹みを埋めたり、理想の形に形成させたりすることが手軽に出来るため人気な治療法です。
しかし、ヒアルロン酸の活用方法は、それだけではありません。
「ボリューム」アップだけではなく、「リフト」アップの効果も発揮することができるのです。
たるみの原因には次のようなポイントがあります。
■老化
酷な話ではありますが人間誰しも年齢を重ねるに連れて外見が老化します。
老化により皮膚内のコラーゲン等が減少し、さらにカルシウムの吸収低下等により骨が痩せ細り、さらに筋肉が衰え、
それらにより支えられていた脂肪が支えを失い下垂します。
■支持靭帯(リガメント)
次に影響を受けるのが支持靭帯(リガメント)です。
顔表面の皮膚や表情筋を骨につなぎ、脂肪を支える役割をしているのが支持靭帯(リガメント)です。
支持靭帯が劣化すると古いゴムのように伸びてゆるんでしまうため、支えていた皮膚や脂肪を支えきれなくなり下垂します。
そして脂肪も移動します。
このように、老化により皮膚・骨・筋肉が衰えていくのとあわせて支持靭帯(リガメント)も劣化し伸びてゆるむことで、
若い頃に比べ、皮膚がだんだんと重力に引っ張られて下にずれます。
その結果、皮膚に溝ができます。これがゴルゴラインとかマリオネットラインとか、法令線が深くなった、とか、言われるもの。
つまり【たるみ】の正体です。
それでは、リフトアップのためにヒアルロン酸をどのように使うのか?
それは、ヒアルロン酸を、支持靭帯のついている根元の部分(骨膜上)に注入するのです。つまりボリュームが減っていた靭帯の根元の部分にヒアルロン酸で補強するのです。
そうするとヒアルロン酸に支えられ、靭帯とその周囲の張りが回復します。それにともない、たるんだ皮膚が全体的に再び引き上げられるのです。また、脂肪もある程度、もとの位置に引き戻ります。
このことを、どう説明すればよいのか、自分なりに例えを考えてみました。
わたしの勝手なイメージですが、萎れて倒れかかったテントがあり、それを、テントのなかにヒアルロン酸を充填させて、パンと張りのある状態に建て直し、テントの頂点からでている四方のヒモをピンと緊張させるイメージです。
(少し論理が違うようですが、他に例えがでてきません、申し訳ありません(笑)、しかしニュアンスは伝わるでしょうか)
靭帯の周りがしっかり充填されると靭帯と周囲の組織が、ともに張りを取り戻し皮膚が全体として持ち上がります。
(老化前のもとの位置に戻る方向に動きます)
経験的に、ヒアルロン酸によるリフトアップは、糸リフトのように糸についているコグでガチガチあげるのではなく、全体的な張りが増して、自然な感じでリフトアップされる印象です。
ともあれ、このようにヒアルロン酸は、リフトアップにも有効です。とくにミドルエイジの方には効果的と考えます。
次回は、糸リフト、ショッピングリフトと、ヒアルロン酸と組み合わせの施術について説明いたします。
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