【RB26】タービンコンプレッサーの洗浄業務_EFIテクノロジック | エンジン製作活動

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コンプリートエンジンやハーネス制作作業の様子を公開いたします。
※エンジン製作以外もやっております(._.)
楽しんでいただけるよう努めますので、よろしくお願いします(^^)

 

こんにちは! EFIテクノロジックです。
引き続き、RB26エンジンオーバーホールです。

今回はタービンコンプレッサーの洗浄業務の工程のご紹介です。

 

 

タービンコンプレッサーがオイルまみれだったので洗浄です。

 

純正状態ではブローバイがインテークに戻るので、正常な車でも少しはオイルが付きますし少量のブローバイが支障になることはありません。

 

 

問題はチューニングカーの場合です。

 

白煙を吹きタービンブロー?と疑う様な車でも原因はタービン自体ではなくオイルリターンが原因の事が多いです。

 

特にPCVバルブを殺し大気開放でキャッチタンクを取り付ける場合にはクランクケースの内圧が上がりオイルがオイルパンまで戻りにくくなりエキゾースト側に引っ張られ白煙の原因になります。

 

オイルインレットには油圧が掛かりますが、リターンオイルは重力と負圧で戻りますので、ケース内圧が上がり、行き場の無くなったオイルは行きやすいエキゾースト側に逃げていきます。

 

タービンにはオイルシール等が付いていないですし、ちゃんとオイルを戻さないと必要な潤滑が出来ずメタルタービンではブローの原因になりやすいです。

 

 

クランクケース圧の管理はケース内の換気と同時に大切なポイントです。又エキゾースト後の背圧が低すぎても白煙を吹きやすい様に思います。