このブログ記事は現在(2024/04/21時点)で最終話除く107話まで無料公開されている漫画「宝石の国」を読んだ上でつらつらと自分の思考を書いてみる、というものです。

よって、直接的なネタバレはたぶん含まれないし宝石の国の感想は書かないけれども、宝石の国のネタバレをちょっとでも嗅ぎたくない方は読まないことを推奨します。


また、書いてる人は希死念慮をふんわり抱えて生きている人間です。そういうのをここでは隠さず思考を全開示しちゃうかもなので引っ張られそうな人、今不安定な精神状態である人は読まないことを推奨します。






ということで本編

長く長く生きること、どんな感覚なんだろう。やっぱり飽きるのかな。みたいなことを宝石の国を読見終わった今思った。

自分はナチュラルに早く死ねたらいいな〜とはぶっちゃけ思っちゃうタイプですが、一方で不老不死も楽しそうだな〜とは思います。

というか、透明人間になって世界各地を旅して回りたいという夢があります。

何百年も生きる、何千年も生きる、地球が滅亡するまで生きる この感覚は正直想像つかない。

でも、人間が自分以外いなくなったらって想像すると寂しいんだろうな、と思うと同時に

でもある意味、守られるんだろうなとも感じる。

人と関わるのは楽しいし、私は温もりとか優しさとかそういうものを信じたい人だけれど

それはそれとして、誰かといるのが疲れる時もある。だから1人で散歩して自分だけと向き合うのが心地よい時もあるのだと思う。

だから、たった1人になったら辛いけれど楽なのかなあって気もした。

でもやっぱり美しいものを見た時に、心が何かで動いた時に共有する相手がいないのは悲しいな。

たった1人で噛み締めるものだってあったほうが良いけれども、誰かに知っていてほしい気持ちもあるよね。

私がブログを書いたり、SNSをつかったり、詩を小説家になろうで投稿したりそういうのも全部、誰かに知っていてほしいからなのかなあと思う。

ただ自分の気持ちを自分が整理したいだけなら紙の日記に書いておけばいいわけで

だれかが辿り着けるネットの海に自分の気持ちを流すのは、別にそれが特定の誰かとかではなく、どこかの誰かに聞いてほしい、知ってほしい、みたいな気持ちがある気がする。

だからやっぱり、1人は嫌かなあ。

でも長く長く生きていたらきっと、美しいものをたくさんみられると思うと楽しそうだよね。


私がよく小説家になろうで投稿する詩でありがちなのが、「死にたいけどあなたに会えるまでちゃんと生きていこう」っていう最終的には生きていこうね!みたいな詩なんだけど、

それは他でもない自分のための詩だけど、同時に私と同じように希死念慮を抱きながらも生きることをやめない誰かが「ああこの詩を書いてる奴も足掻いてる、自分は1人じゃないんだ」って思ってくれるならそれが結局、私が生きていてよかった、これからも生きてみようってなる理由になると思っている。


誰かに届くのがずっとずっと後でも良い。何十年後かに誰かが私がネットの海に残した何かを発見して、何かしらの感情を抱いてくれたら私は嬉しいかもしれない。

それは私が誰かにあげた心も同じで、その時は届かなかった気持ちも、いつかの未来であの時あいつが何か言ってたなぁって思い出してくれたら、誰かの心に私がこっそり住んでいてひょっこり顔を出してくれるのなら、そしてできたら温かい何かをあげられていたとしたら

その人の心を守るおまじないみたいになれていたら私は生まれてきてよかったなって思える気がする。

なんなら、それが私であることは思い出さなくていいから誰かの優しい思い出になれたら本当に、それ以上の幸福なんてないよね。


と書いてて、本当に独善的、独りよがりな願いだなあと思った。

でも本当はいつもそういう気持ちでいられたら楽なのになあと思う。

本当の自分はもっと汚くて、わがままで、冷たくてどこまでも人間であることから逃れることはできないのね。


意味なんてなくても別に生きてていいのに、私はやっぱり答えをいつも欲しがっている。どうせ私は不老不死なんかじゃないし、死にたがろうが生きたがろうが100年後にはなくなっている命なんだけど。広い広い宇宙の中の小さな小さな地球で生まれたちっぽけな命のくせして、いつもいつもろくに頑張ってもいないのに報われたがっている。

いつかまたお別れした命たちと会えるはずだと信じている。会える日までちゃんと生きていけたらいいなと、いつからか手にしてしまったどうしようもない希死念慮を捨てることもできず、それも自分の一部なんだと大事に抱えて生きている。不思議だよね。


不老不死ってどんな感じなんだろうから最終的に不思議だよねになっちゃった。

あと何回死にたいと思うのか、あと何回生きてきて報われたと思うのか、あと何回誰かに失望するのか、あと何回それでも諦めたくないなと思うのか分からないけれどできる限り希死念慮に飲み込まれずに生きるを続けたいなと思います。

だって生きていないと面白い漫画一気読みなんてできなくなるからね。