「アメリカでエリートを育てた日本人母」
こんなタイトルで一緒に本を書こうとお誘いしていた日本人女性がいたのですが、もう10年以上経ってしまった。
母息子共に仲良く遊んでくれてシアトルでは本当に心の拠り所だった。
僕が当時付き合っていたお嬢さんと共に、何度も家に遊びに行ったり。
車を貸してくれて、それで息子を塾に迎えに行くという疑似お父さんをする事も出来た。
そんな息子は、全米でも59位の大学で医者でも弁護士にでもなりたい職業に何でもなれるという言われたエリート候補。
それは息子だけの努力では全くなく。多分息子が12歳くらいから母子を見ているが、とにかく母がつきっきりで息子の宿題を見ていた。夕方も恐らく宿題をやっていたのだが、母がつきっきりで教える。
別に母は日本では超エリートだったわけでは無い。でも自分の時間をずっと息子と過ごし、常に机の側に座って問題を解くのを手伝っていた。
その積み重ねを何年も見てきた。彼は高校でもスポーツも万能で非常にモテた。身長も体格も白人黒人に全く敵わない彼が、スポーツでも選抜されるという能力を持っており、地元のプロスポーツ球団からも注目を浴びていた。
その彼は、大学進学をし、医者と言う道を選んだ。
すでに母親が側で勉強を見る必要は無くなっていた。
この教訓から、僕にも子供が出来たら絶対に他人に学習をゆだねる事はせず、自分の空いている時間を充てて一緒に学習をしようと思う。今なら検索すれば小学校の算数程度は余裕なはず。理系こそ検索で簡単に解ける教科。文系は教科書を読めば答えが載っている。
僕は父親に対しては殆ど尊敬の念は無いが、習慣は非常に受け継いでいる。
例えるのが下手なのと、読書する習慣。
結局親を見て育つのだな~と。