最近「猫」の動画にハマっている私です(笑)。
そんな私が心に残っている動画がこれです。
定年退職したお父様が急逝され、そのお父様が可愛がっていた猫のお世話をすることを決意したものの、なかなか打ち解けてもらえず、それでも諦めずにお世話を続け、ようやく「認められた」ことを短時間のショートムービーにまとめたものです。何てことはない、ただただ子猫が可愛らしいだけの動画のように見えるのですが、私には少しばかり「思うところ」があったのでした。
今から40年近く前、私や妹が大学へ進学するため、それぞれ「一人住まい」を始めることになり、実家には父と母の二人だけが残されることになりました。両親だけの生活がどんな様子であったのか、今となっては知る由もないのですが、急に寂しくなった実家に、父が懇意にしていた飲み屋のママさんから、生後1か月ほどの子猫を貰ってきたそうです。
その後まもなく父の末期がんが発覚し、私は母に懇願されて大学まで「新幹線通学」することになったのですが(妹はさらに遠隔地のため、どうやっても自宅からの通学は困難でした)、父の死後も猫は我が家に居座り続けたのです(笑)。
父が亡くなった時、母は一時期全くの「ダメ人間」になってしまったのですが(笑)、そんな母を癒したのは間違いなく「猫」だったのです。私には全く懐かなかった「けしからん猫」でしたが(笑)、母には実によく懐いていて、食事をするのも、風呂に入るのも、寝るのもいつも一緒、きっとこの猫は父から、
「(母が)しっかり立ち直るまで、一緒にいてやってくれ!」
と頼まれたのかもしれません。結局母は、父を失った直後にもかかわらず、1日の有給休暇も取らぬまま「小学校教員」の仕事に復帰したのでした。倅である私は母に何の慰めの言葉も掛けてやれませんでしたが、父の任を受けた(であろう)「偉大なる猫」は、その責を十二分に果たしてくれたのでした。
そんな愛すべき「チビ猫」は、ある日突然トイレの窓から外へ飛び出して、以来二度と帰って来ることがなかったのですが、きっと今頃は、どこかで父と二人でじゃれあっているのではないかと、ふと考えた祝日の朝なのでした。
動物はいいよね、「裏切らない」から。
頑張りましょう!


