「踏み台」にしてくれよ。 | エフォートアカデミー塾長日記

エフォートアカデミー塾長日記

静岡県三島市の学習塾「エフォートアカデミー」のブログです。
塾での出来事やお知らせを、私塾長の鈴木がお知らせいたします。
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以前当塾に在籍していたとある塾生は、非常に「勉強ができる子」でした。

 

5教科250点満点の定期テストでは、常に240点前後を取る子で、一度「学年2位」になってしまった時には私がびっくりするほど悔しがってしまうような、ちょっと面白い子でもありました(笑)。

そんな彼との「授業」は、「授業」というよりも、むしろ私との「勝負」と言った方が適切な感じがしたものです。

さすがにここまで「勉強ができる」と、各教科に対して私から具体的に教える論点などありません。あとはテストにおいてどれだけ「ケアレスミスを減らせるか」ということだけが課題となります。そのためには細心の注意を払うことは勿論のこと、スピード感をもって解答していくことも重要です。つまりは彼にとっては「テスト本番に則した、「本番さながらの練習」」が必要不可欠であった訳です。

 

私と彼が事前に相談していた訳ではないのですが、その授業内容はいつしか私と彼の「勝負」になっていきました(笑)。毎回の授業において定期テストや入試問題の等の過去問や、入試予想問題などを彼と私の二人分準備し、「よーい、ドン!」で二人して解き始めるのです。指示されている試験時間よりも10分ほど短めに制限時間を設定し、とにかく二人して「必死に」問題を解いていたのでした。今から考えれば、周囲で授業をしている先生や塾生からは、「何だ、こいつら?」というような目で見られていたと思います(笑)。

終了後、二人で「答え合わせ」と「解説」を実施、特に解説では問題の正誤(といっても、ほとんど正解なのですが)よりも、いかに効率よく、正確に解くべきか、という論点についてとことん話し合ったものでした。私が記憶している限り、私が彼に「負けた」ことは一度もなかったと思いますが、その度彼が歯軋りするほど悔しがった記憶だけは今も私の心の中にしっかりと残っております。私だって「教えている」立場上、そうそう塾生に「負けてはいられない」のです(笑)。

 

「塾のおっさんなんかに負けてたまるか!」

 

こんな気概が、彼の中に確かにあったのでしょう。まあちょっと失礼な奴ではありますが(笑)、その心意気は「大いに結構!」なのです。私のような「うらぶれた小さな塾のおっさん」なんか、君たちの人生の「踏み台」にして頂いて一向にかまわないのです。好きなように「利用」してほしいと、心から願っているのです。

現在は某有名大学で学生生活を謳歌している彼が、実は中学時代は私に「歯が立たなかった」という「事実」を決して忘れてほしくないということ(笑)、そして更なる飛躍を遂げてほしいと強く願った、「踏み台」たる私なのでした(笑)。

 

私はよい「踏み台」になれたのかな?

 

頑張りましょう!