昨日、とある中学生の授業において、ちょっと面白いことがありました。
その子は基本的には「よくできる子」であり、中学受験も経験しています。ひと言で言えば「品行方正」、実直で努力家な子、在籍している中学校での評判も上々なお子さんなのです。
昨日はお盆明けのため、久々の授業でした。課題として演習形式の総合問題(数学)を出しておいたのですが、その「結果」が「らしくない」状態だったのです。
総合問題でしたので、序盤は単純な計算問題、その後に方程式や関数、証明問題など難易度が上がっていくのですが、その序盤の計算問題で何度も躓いていたのです。計算といっても、四則計算や極めて単純な方程式の計算など、通常なら「間違えるはずがない問題」を次々に「ミス」していたのでした(笑)。
この子の名誉のためにあえて断言しておきますが、通常であればこのようなことはあり得ないのです。当の本人自身が大変驚いておりました。ケアレスミスが多かったとはいえ、いい加減な気持ちで取り組んでいた訳ではないことは百も承知ですが、それでもこの手の「ケアレスミス」は、自らの進路を大きく左右してしまう可能性もあるので、私からはそれとなく「厳しめに」注意をしておきました。基本的に「真面目な子」に注意するというのは、私のようながさつな人間にとってさえも、やや心が痛むところなのですが(笑)、指導する側の責任として「言うべきこと」は言わなくてはなりません。
「そんなつもり」は決してないのだけれど、このような言わば「気が抜けてしまった」状況というのは、誰でも時折招いてしまうことがあるのです。勉強の「量」や「質」が「いつも」と大差ないと考えて過ごしていたとしても、日々の学習に対する「緊張感」が、無自覚のうちに欠けている状態で過ごしていると、知らず知らずのうちに「つまらないミス」を重ねる結果となってしまうのです。勉強でも病気でも同じだと思うのですが、「自覚症状」があるうちはまだ「マシ」で、本当に恐ろしいのは「無自覚のうちに症状が進んでしまう」というケースで、私自身も学生時代に勉強や野球において何度か経験した「苦い思い出」でもあるのです。
このような状況を招かいないためにも、自学自習にしっかり取り組むことと同時に、塾などで一定の緊張感をもって机に向かう環境も必要なのかもしれません。自分自身は「しっかりしている」「頑張っている」という自覚があっても、「気の緩み」というものは知らず知らずのうちに「忍び寄ってくる」ものであるという事実を、特に受験生の皆さんにはしっかりと自覚していただきたいと強く感じているところです。
夏休みも間もなく終了、そろそろ「学校モード」に切り替える時期なのかもしれませんよ!
頑張りましょう!

