「命」を頂く。 | エフォートアカデミー塾長日記

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静岡県三島市の学習塾「エフォートアカデミー」のブログです。
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このブログでも何度か書きましたが、私は高血圧と糖尿病の持病があり、「食事制限」をしています。そのおかげで順調に体重は減少し、血糖値も標準値まで下がってきているのですが、一方で高カロリーな食材はほとんど口にしないようになっていました。

 

昨日の夕食時、母が準備してくれた食事(私の食事のほとんどは、通常は私自身が準備するのですが)の中に、こんなものがあったのです。

「揚げ物」?一見して「とんかつ」に見えます。私の病状を重々承知しておきながら、なぜ揚げ物?見れば食べたくなっちゃうじゃん!と少々憤ってしまったのですが(笑)、この「揚げ物」、わざわざ出されたのにはちょっとした訳がありました。

 

今を遡ること二十数年前、まだ新婚だった私は妻の実家に招かれたことがありました。妻の実家は静岡県東部の中でも(よく言えば)自然豊かな場所で、同じ静岡県東部とはとても思えないような場所でした(笑)。険しい山道を登った先にあり、温暖な静岡県東部にしては珍しく、冬には積雪もあります。妻の実家には少々失礼なのですが(笑)、「人里離れた村」と表現した方が適切かもしれません。それほど「田舎」であったのです。

 

妻の実家に呼ばれた日、いつものように山道を車で駆け上がっていたのですが、途中の民家で妙なものを目にしました。一本の樽木が地面に水平に設置されていて、そこに何やら「物体」が吊るされていたのです。加えて、あたりは文字通り「血の海」、一瞬「ヒッ!」となってしまいましたが、実は山で捕えられた野生のシカが解体されているところだったようです。

 

「こうやってシカを自ら解体して、食べるお宅もあるんだな~」

 

と、驚きながらもぼんやりと考えていたのですが、妻の実家に着くや否や、お父様から、

 

「いいモンが入ったから、食べてけ!」

 

と勧められたのが、馬刺に似たお肉なのでした(笑)。まさかとは思ったのですが、やっぱり先ほどのお宅から「お裾分け」して頂いたシカ肉だったそうです(笑)。

一切調理をせず、しょうが醤油で「お刺身」として頂きます。恐る恐る口に入れたのですが、まだ暖かい(笑)、それだけでも「新鮮」なのは間違いがありません。

私はもともと馬刺や鳥刺が好きで、好んで食べていました。父が「呑兵衛」であったので(笑)、「酒のつまみ」系の食べ物には、ある意味で慣れていました。最初はちょっと口にするのに勇気が必要でしたが(笑)、いざ食べてみれば、やっぱり新鮮で大変美味だった記憶があります。

 

翻って先ほどの「揚げ物」ですが、実はまた妻の実家のご近所さんからの「お裾分け」で新鮮なシカ肉が入り、揚げ物にして持ってきてくれたそうなのです。普段は口にしない揚げ物も、今回ばかりはひとつだけ頂きました。とんかつとは少々味が異なりますが、これはこれで大変美味しかったです。

 

「肉」が食卓に上がることは「日常」ですが、その「肉」がどのような経緯を辿って食卓にたどり着くのか、私たちが目にする機会はほとんどないと思います。ただ、必ず理解しておかなければならないのは、我々人間は「命」を頂いて、自らの「命」を永らえているという事実だと思います。すべての「食」に感謝することを忘れてはならないと改めて感じた水曜日の朝なのでした。

 

頑張りましょう!