「信用崩壊」はあっという間。 | エフォートアカデミー塾長日記

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静岡県三島市の学習塾「エフォートアカデミー」のブログです。
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以前、こんな記事を書きました。

車の整備をお願いしたものの、1か月近く「放置」された記事です。

自動車業界に身を置く方々には大変申し訳ないのですが、ここのところ車の修理については大変「嫌な思い」ばかりしています。(決して偏見ではなく)私自身の実体験として、「約束は守らない」「不要な修理を勝手にする」等々、不誠実な対応があまりにも目立つような気がします。昨今さかんに報道されている自動車業界の「不正」の実態は、ただの「偶然」ではないような気がしてならないのです。

 

前出の「会社」ですが、コロナ禍における「雇用調整助成金」を1億円以上不正受給していたようです。本来正当な理由で「困った事態」に陥った企業が受給すべき助成金を、「国を騙して」不正に受給していた訳ですから、厳罰に処されても仕方がありません。

先日、たまたまこの会社の前を通ったところ、店舗自体が大手の中古車販売店の看板に「塗り替えられて」いたようです。法的に「処罰」されることも大いに「痛手」だとは思いますが、それよりも「社会的信用」を失うことの方が、企業の存続にとっては致命的な問題なのではないかと思います。特に今回の件については「公金の詐取」ですから、非常にたちが悪いと言わざるを得ません。

 

事ここに至っては顧客や取引先からの評価は地に堕ちていることでしょう。さらに致命的なのは、おそらく金融機関からの信用はもはや「ゼロ」であり、少なくないお金が行き交う自動車販売業においてはもはや立ち行かなくなったのではないかと思います。

 

私にとっては不誠実極まりない会社であったとしても、それなりに「お得意様」はいらっしゃったでしょうし、信頼を置いていた取引先もあったはずです。それがひとたび明らかになった「公金詐取」によって、これまで積み上げてきた「信頼」が一気に「パー」になってしまったのです。

私自身30年近く零細塾を経営してきて身に沁みているのですが、「信頼」を得ることは非常に大変なことなのです。初めて我が子を連れてくる保護者様にとって、私や当塾などは、

 

「ホントにこの塾やこのおっさん、大丈夫なのか?」

 

という「疑いの目」しかないのです(笑)。そんな状態からひとつひとつ実績を重ね、決して短くない「時間」をかけて、ようやく「信頼」が得られるのです。そんな貴重な「信頼関係」も、たった一度の「過ち」で簡単に崩壊してしまうのが「現実」であるということを、「経営」に携わる人間は肝に銘じておかなければなりません。

 

今思い返しても本当に嫌な「車屋」でしたが(笑)、「信頼」とは何か?そして「経営者」としての在り方を「身をもって」教えて頂いたような気がした、火曜日の朝なのでした。

 

頑張りましょう!