私は常々、塾での指導は子供との「戦い」だと捉えております(笑)。
子供としては、勉強なんて放り出して「遊びたい」のが当たり前であり、そんな子供の成績を何とか上げようと苦戦するのが我々の存在なのだと思うのです。言わば「利益相反関係」であり、少なくとも受験が終了するまでは決して「相容れない」関係なのではないでしょうか?
私たちは「学校」とは異なり、何としても子供たちの成績を上げ、希望する学校に進学させなければなりません。その部分だけ特化して保護者様からご依頼を受けるのですから、当然と言えば当然のことです。時には学校では決して行われない「力業」も駆使しますが(笑)、それらはひとえに「成績向上・志望校突破」のためなのです。学校と違って、な~んにも楽しいことなんてない「塾」においては、子供たちが常に愉快に過ごせることなんて、ある訳ないのです(笑)。
私がまだ若かった頃は、年末の僅かな休講期間に入ると教室に泊まり込み、一日中コピー機を回して受験生向けの「課題」を作成し、夜中に塾生の家を回って「郵便受け」に電話帳の厚さほどもある「宿題」を投函して回っていました(笑)。あるお宅では「郵便受け」が課題プリントの重さに耐えきれずに壊れてしまったり、巡回中の警察官に職務質問されたりもしました(笑)。塾生からは、
「塾長は「鬼」だ!」
と恐れられたことも数知れず(笑)、それでも頑張って着いてきてくれた当時の塾生たちには今でも深く感謝しているのです。「鬼」であったはずの私と、卒塾後も良好な関係を築けているのは、何だか不思議な感じがします(笑)。
かように「塾長」と「塾生」の関係は、「学ばせたい側」と「学びたくない側」の「仁義なき戦い」だと言っても過言ではないでしょう(笑)。この「愛すべき戦い」を何年も続けて来られた私は、案外幸せ者なのかもしれません(塾生からすればたまったものじゃないかもしれませんが)。
いつか私が教室でくたばってしまった時に、
「塾長はまったく「鬼」だったけれど、あの時勉強しておいてよかったと、ちょっとだけ思う。」
と塾生たちに感じてもらえたのであれば、私としてはこれほど嬉しいことはありません。きっと私は笑って死ねるでしょうし、コピー代が月6万円もかかっても、なんてことはないのです(笑)。
これからも妥協せず、馴れ合うこともなく、「鬼の塾長」で居続けるつもりです。頑として「利益相反の関係性」を貫くことこそが、私に与えられた「使命」だと心得ているのです。
受験生諸君、ご覚悟を(笑)。
頑張りましょう!

