「弱気は最大の敵」。 | エフォートアカデミー塾長日記

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かつて、プロ野球の広島東洋カープに津田恒美という名投手がいました。

彼は「炎のストッパー」と呼ばれた、「魂」で打者を圧倒するような投手でした。気合に満ちた右腕から放たれる速球は、まさに「炎」と呼ぶにふさわしい、魂の投球でした。そんな彼のピッチングに多くのファンは酔いしれ、私自身もその一人でもありました。

大変残念ながら、現役中に脳腫瘍に侵され、32歳の若さでこの世を去りました。闘病中、彼を支えたのは、奥様の献身的な介護と、彼自身が座右の銘としていた「ある言葉」でした。

 

「弱気は最大の敵」

 

元来「弱気」であった彼が、プレッシャーのかかるストッパーという役割を担うにあたり、自分自身に課した心得です。どんなピンチでも真っ向勝負を貫いた彼の、まさに「原点」ともいえる言葉でしょう。

 

受験においても、「弱気は最大の敵」なのです。

戦う前に負けることばかり考えるのは、既に「負けている」のに等しいと私は思います。受験までに自らが努力してきたことを振り返り、合格目指して果敢にチャレンジすることにこそ価値があるのです。全力を尽くすことができれば、「結果」は関係ないとさえ言えると私は考えています。

チャレンジをする前に「逃げて」しまうことは、後々の人生に大きな禍根を残すことになります。それはチャレンジして「負けた」ことよりも、深い傷になって生涯心に残ってしまうことになるかもしれません。

 

「楽な道」を選択せずに、果敢にチャレンジした人間には、たとえ結果がどうであろうと、人としての大きなステップを乗り越えたのだと私は考えます。勝った者はさらに精進し、負けた者は捲土重来を期して鍛錬を重ねればよいのです。「負ける」ことを恐れずに、戦いに挑んだ者たちは、私から見れば勝っても負けても「勇者」なのです。

 

「弱気の虫」を改善することは、ことのほか難しいことなのかもしれません。けれども、「受験」という人生の節目を契機として、受験生の皆さんが果敢にチャレンジする精神と、「負け」を恐れない勇気を獲得することを願って止みません。

 

頑張りましょう!