年が明け、受験生の皆さんはいよいよ「臨戦態勢」に突入している頃かもしれません。
受験に対する「考え方」は本当に人それぞれで、最後の最後まで「他人任せ」であったり、失敗どころか、まだ受験さえもしていない段階で「ビビリ」まくってしまい、情緒不安定になってしまう「自爆型」の子までいます(笑)。
そんな中、受験などに何の夢も希望も感じない、超現実的な「リアリスト」と、時として自らの可能性を過大評価してしまいがちな「ロマンチスト」の2つに「受験生像」が大別されるのではないかと、私は勝手に考えています(笑)。
「リアリスト」的な思考を持つ子は、良い意味で現状の分析が正確です。現在の自らの学力では、志望校に合格できるのか、それともダメなのか、極めて客観的に分析できる子が多い傾向にあります。まだまだ学力が足りなければ、何に力を入れて学習に取り組めばよいのか、きちんと把握しているケースが多いです。
一方で、現時点で十分に学力が足りていると判断した場合に、「油断」が多いのもこのタイプで、少し「見切り」が早過ぎるのが欠点です。よく言えば「堅実」ではあるのですが、リスクを恐れずに「背伸び」してみようという意欲には大いに欠けています。きちんとした現状分析ができるだけでも「大人」に近い思考であり、中学時点においては男子よりも精神年齢が高いと思われる女の子にこのタイプが多いような気がします。
「ロマンチスト」的な思考を持つ子は、良い意味でチャレンジ精神に溢れています。現状では少々合格が厳しくても、簡単に諦めることをよしとせず、最後の最後まで努力を重ねるタイプです。けれども、中にはさしたる努力もせず、結果的に「ほら吹き」になるケースも、このタイプの子でもあります(笑)。
新年を迎えた段階で「合格可能性」が思わしくなければ、少なからず動揺しているはずなのですが、確固たる「目標」を持った彼らにとっては、そんな「予想」は取るに足らないもののようです(笑)。受験では毎年「奇跡」が起こるものですが、彼らのような子の中からしか「奇跡」は生まれません。そういう意味では塾の「腕の見せ所」でもありますし、少々のリスクを恐れない彼らの勇敢さは、それだけでも賞賛に値するものだと私は考えます。
ただし、「最大限の努力」があってこそ「わずかな可能性」が生まれるのであり、口だけで態度が伴わない子はこの限りにないので悪しからず(笑)。
かの哲学者アリストテレスも「中庸」であることの重要性を説いていましたが、受験生の皆さんにはぜひ「いいとこ取り」をして頂き、後悔のない受験生活を送って頂きたいと心から願っています。おかしな「妥協」をせず、失敗を恐れることなくチャレンジできる機会など、人生にはそう多くはないのですから。
頑張りましょう!

