連休の前後に、中3生に対して二者または三者面談が各中学校で実施されているようです。
家庭訪問が実施されている中学では、訪問時にも何らかの進路指導がされていたのではないかと思われます。
この件について何件かご相談を頂戴しているので、私の考え方を記載しておきます。一応、「私の考え方」と前置きはいたしましたが、学校の先生方の考え方は別として、当方のような私塾の先生方の考えは私と同様なのではないかと思っています。
今の時期は、学校としては「厳しいこと」を言うのは当たり前です。少々辛辣な評価を受けても、今の時点で必要以上に動揺するのは得策とは言えません。冷静に考えてみれば、最終的な進路に対する判断を下すのは、年末の学力調査終了後で十分に間に合います。少なくとも今の時点で確定的な進路選定をする必要性は全くありません。
また、「目標」というのは、高い理想を掲げるからこその「目標」であり、現時点で「とても無理だ!」などと心無い言葉を投げかけられたとしても、何ら気にする必要はありません。重要なのは、これから受験までにどれだけ努力できたかということですので、現時点の成績で進路を決定づけられるような指導はいたずらに不安を煽るだけで、少なくとも今は不必要と断言できます。
しかしながら、今回の面談で厳しい指摘をされるのには、それなりの意味があります。
今の時期はいよいよ部活動も大詰めということもあり、どうしても勉強より部活動へ傾注してしまう傾向が見られます。部活動に対して一所懸命に取り組むことは素晴らしいことではありますが、だからといって勉強を疎かにするのは、受験生にとっては許されることではありません。学校の先生方としては警鐘を鳴らす意味も込めて、厳しい指摘をされているのだと思います。そのような指摘は真摯に受け止めるべきで、少し厳しいことを言われたからといって、
「もう志望校は無理だ!」
などと5月の時点で判断してしまうのは、潔さを通り越して、もはや早々に諦めの境地に達してしまったとさえ言えるのではないでしょうか?受験まで残り1年弱もの期間を残して諦めてしまうのは、いくら何でもメチャクチャです(笑)。
私たちは高校受験時に毎年発生する「事実」を直視しなければなりません。
受験に確実なものはありません。合格が確実だと思われていた子が不合格になったり、まさかこの子が、という子が合格したりすることは例年必ず起きています。重要なことは、客観的に冷静な判断をすることです。
残された時間や今後の努力、そして決して主観的ではなく、様々な方面から考察し、判断された客観的な見解を総合的に判断して進路を選定していくこと、当たり前のことですが、このような冷静な判断が何よりも重要なのです。少なくとも新年度が始まって間もない4月や5月に、子供の可能性を限定した主観的な判断に、過度に振り回される必要性は全くないと断言してもよいでしょう。もっと言えば、投げつけられた厳しい指摘の意味は、進路を限定する意図ではなく、志望校に合格したいのならば、気を引き締めて頑張らなければいけないのだと「発破をかけられた」と解釈すべきではないでしょうか。
特に初めて高校受験を迎えるお子様をお持ちのご家庭においては、この時期の面談を非常に気にされる方が多く、特段のご説明が必要だと感じました。長々と書きましたが、私立高校受験は来年2月、公立高校は来年3月です。まだまだ残された時間はあります。焦った判断はせずに、まずは日々の学習を充実させていくことからはじめてみるべきだと考えています。
頑張りましょう!