優先順位を考える。 | エフォートアカデミー塾長日記

エフォートアカデミー塾長日記

静岡県三島市の学習塾「エフォートアカデミー」のブログです。
塾での出来事やお知らせを、私塾長の鈴木がお知らせいたします。
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です。よろしくお願いいたします!

連日受験生の話題で恐縮なのですが、特に今年の受験生はテスト結果と内申書の評価の乖離が激しく、学力の割に志望校を限定されてしまうケースが目立ちます。

 

今年に限らず、十分な学力はある一方で、内申書の評価が低いために、志望校のランクを下げなければならないことが散見されます。

 

内申書の評価については、特にテスト結果と比較して低いと思われる場合は様々な要因が考えられます。生徒本人には気の毒なケースもありますが、提出課題を期限内に出さなかったり(もしくは期限を過ぎても出さない)、あるいは学習に取り組む姿勢に問題があったりと、明らかに生徒側に原因があることも多いのが現実です。

 

学習塾においては、とにかくテストにおける点数を上げることに特化する場合が多く、多くの塾生を一気に指導する形態では「テスト結果の向上」以外の成果を求めることは酷だと言えるのかもしれません。

 

当塾はマンツーマン指導をはじめ、基本的には極めて少人数での指導を実践しております。その中で、「今、何を優先すべきか」を常に考えながら指導しています。

私立高校の受験においては、内申点の評価が合否のすべてだと言っても過言ではないでしょう。であるならば、まずは定期テスト前の課題の完全提出や、日々の課題をしっかり消化していくことこそが重要だと考えます。それらが十分にできていない塾生については、まずはそちらを優先させ、その進捗状況を逐一管理しています。

このような指導は、規模の大きな学習塾では決してできないことなのです。

 

中3生になってテストでの点数は上がったけれど、内申点が足を引っ張るということがないように、特に中1・2年生のうちにきちんとした学習習慣を定着させ、学校から与えられた課題を完全に消化していくこと、これこそが中学生として必ず最初に取り組まなければならない義務だと考えています。そしてそのような中学生として望ましい「学習に対する取り組み方」が定着した時には、自ずとテスト結果も向上していくものです。

 

各定期テストごとの結果も大いに気になるところではありますが、揺ぎ無い「優先順位」を考慮しつつ、塾生たちへの指導にあたっております。

私どもは「個別指導塾」ですので。

 

 

頑張りましょう!