私が中学生の頃から比べると、学校で課される宿題の量が大幅に増えています。問題集等の副教材の数が増え、それらを家庭学習の課題として生徒に課すケースが当たり前となっています。
学校が週休二日制に移行してから、授業数そのものが減少し、それを補う目的もあって、必然的に「宿題」の量が増えていったのだと思います。
宿題の量自体が増えることについては、私は決して反対ではありません。ゆとり教育以降、全体的に学習不足の子供が多い中では、宿題を増やすことはある面において理にかなっているものだと感じています。
一方で、数多くの生徒を抱える中学校で、大量に提出される課題を、先生方が丁寧にチェックすることは事実上不可能であり、ただ単に「やってあるのか、やってないのか」のみの確認だけが行われている、というのが現実だと思います。
そうなると、生徒の側ではとにかく課題を消化することが最優先となり、期日までに間に合わなければ解答を丸写しするという暴挙に出ます。このような形でも、提出しないよりも提出した方が100倍マシであることは確かなので、当塾においても「何が何でも課題は提出すること!」を最優先させますが、定期テスト直前の大切な時期に、いまだ単なる「手の運動」ともいえる課題の「消化作業」を続けざるを得ない生徒を見る度、本当にこれでいいのかという思いを禁じ得ないのです。
さらには、このように「提出」された宿題の状況により、受験において最重要ともいえる「内申書」の評価が左右されてしまうのですから、これはもはやまともな教育とは言えないレベルにまで到達してしまっていると言っても決して過言ではないと考えています。
学校の先生方も、この現状に大いなる矛盾を感じていらっしゃるとは思いますが、一教師、ましてや一介の塾教師が現状を変えられるほど根が浅い問題ではありません。
私たちとしては、学校に求められる課題に対応しつつ、学力そのものを上げていく努力も並行してやっていかなければなりません。決して簡単ではない作業ではありますが、適切な指導の下、コツコツと学習を重ねていけば、不可能なことではありません。
テスト対策のみならず、日々の課題の消化に四苦八苦されている生徒さんは、ぜひご相談下さい。必ずお力になれると思います。
頑張りましょう!