最近読んだ本の中で、
「どこがおかしいか説明ができない。
なぜなら自分はそれが普通だと思って生活してきているから」
という内容の文を読んで、「そうだよな」と思いました。
漠然とした違和感の中、ひとつひとつを見れば
そこまでこだわって考えるような事じゃない事の連続を
切り抜けてきてるわけで、歳をとればとるほど
自分の中で何が普通じゃないのかわからなくなってきてしまいます。
数年前まで「字の本」が読めなかった私。
とても興味のある内容でも頭に入ってこないし眠くなる。
それでも気合でなんとか生涯で片手で数えるくらいの本は読んだことはあります。
最近も障害関係の本をノートに丸写ししましたが、
知りたくても読めないし頭に入ってこないけど、
でも知りたいという欲求が強くてもうなんか執念で書き写しました。
もちろんこんな事やったのも初めてです。
本を読むのが難しい理由は、
読み始めてしばらく経つといつの間にか意識が別のところにいってしまい
気づけば文字を眺めているだけの状態になっていて
覚えている所まで戻ろうとしたら前ページまで戻らなくてはならなかったり、
またある時は読んでいる最中に聞こえてくる周囲の音に気を取られて
そのまま字を眺めている状態になりまた数行戻ったり、
ちょっと難しい内容だと何度も何度も行ったり来たりを
繰り返してなかなか理解できず先に進めなくなってしまうなど。
あとはこれは特にひどい時の場合ですが、
最初の1単語がチカチカして見づらくなり、読む読まないというより
見えてるか見えてないかの状態になってしまうのです。
そんな感じで、進んでは戻りを繰り返し、
人の何倍も時間がかかってしまいます。
そのくらいに本が読めない自分でしたが、
病院で処方された薬を飲んだら、
今まで読めなかったのがウソのように文章の内容が頭に入ってくる。
周囲の雑音にも気を取られないでいられる。
読んでいる最中にちょっとひっかかる部分があっても
そのまま読み続けながら追っかけ再生のように
ひっかかる部分を思い出して理解して、
またその読み続けている所に戻ってきて読書を続ける事が
できるようになったのです。
読書ってこんなに楽しかったのかって感動しました。
それと同時に皆こういう風に本を読んでいたんだなと
ちょっと人生損してたなとも思いました。
でも3日目くらいから薬に慣れてしまったのか、
もう今言ったような読書はできなくなってしまいました。
戻る量は減りましたが、
やはり読んでは戻りを繰り返す読み方になってしまったのです。
薬も段階を踏みながら2段階強くしてもらったのですが効果は上がらず。
ひょっとして初めて飲んだ薬に体が過剰に反応しすぎてそういう状態に
なっただけなのかとも思うようになりました。
普通は読書する時どういう感じなんだろうと友人に尋ねたら
「別に戻ったりしない」という答えが返ってきて、
やっぱりそうなのか…と。
もっと色々な人に「読書する時の流れ」を聞いてみたいと思います。
それと同時に関係ありそうな脳のワーキングメモリの鍛え方も
勉強してみたいと思ってます。
*追記
速読がしたいとかじゃなく、
多少の差はあれど、普通に一般的に読書する時の流れの事を書いています。