前回
の続きです。
夢を探す、自分らしさを探す。
そうした自己啓発的な行為は自分の人生を真摯に見つめる真剣な行為である。
しかしちゃんと適切に行わないと、日常生活に影響が出る可能性があると述べました。
要は仕事に身が入らなくなるって事ですね。
俺のやりたい事って何だろう。もやもや。
私は自分の体験から「仕事」と「自分探し」の両立の難しさは身に染みてよく分かっています。
そんな私だからこそ、仕事への集中と自分探しの両立を確立するテクニックを熟知しているつもりです。
そしてその手法の一つとして、「意識のフォーカスを時間を区切って調整する事」をご紹介したのでした。
今回はその手法を具体的にご紹介しますね。
さて、ところで「意識のフォーカス」とは一体なんでしょう?
もしかすると聞きなじみのない言葉かもしれません。
要は意識が何に向いているか、言ってみればつまり「何について考えてるの?」って事です。
あなたのファインダー(意識)はどちらの方を向いていますか?
そして何にフォーカスを合わせていますか?
もしあなたが今この瞬間「自分探し」をしているならば、カメラのファインダーは自分の方を向いています。
そして焦点は自分の夢であったり、未来であったり、もしかすると苦い過去に合っているかもしれません。
これを「意識のフォーカス」と呼びます。
そして重要なのが、仕事中にこの「意識のフォーカス」が自分になっていると、仕事がうまくいかなくなるという事なんです。
自己啓発を始めるとどうしても意識のフォーカスが自分に向きがちになってしまい、仕事に合わせるのが難しくなってしまいます。
仕事に影響が出る事の原因の一つは、この意識のフォーカスの調整が難しくなる事なんですね。
仕事のこと考えてるの?それとも…。
そこで大事になるのが、時間でフォーカスの向き、距離感、焦点を切り替える事なんです。
下記の図をご覧下さい。
大事なポイントは、
「朝・昼・夜」でフォーカスの距離感を切り替える事
焦点を自分と他人の両方に向ける事
の2です。
朝は自分の夢、志という、中・長期的な事に焦点を当てます。
昼は徹底的に今!つまり仕事!に焦点を当てます。
そして夜は近い過去、つまり今日一日に焦点を当て、PDCAを行います。
そして夜眠る前にもう一度、中長期的な事に意識を向けながら眠るのです。
これが意識の焦点を時間で区切るという事。
そしてポイントの二つ目は、自己啓発で落ち入りがちな意識の方向を自分だけでは無く、人にも向けるという事です。
焦点を合わせるのは自分だけではなく、人にも合わせる事がとても重要です。
もっと世の中がこうなったら素敵だな♪と、人が巻き込まれた崇高なる願望が志。
そしてその活動を通して自分はこうなりたいな、こうなったら素敵だなという純粋たる願望が夢。
そしてそれらは中長期的なものなので、朝に焦点を合わせるのです。
昼は徹底的に今の仕事の事に焦点を当てます。
今動いているプロジェクトを成功させるために必要なものはなにか。
現状・課題・スケジュールは何か。
そしてこの仕事を通して自分はどうなりたいのか。
昼は仕事!と一人の大人という自負、一人の社会人という責任感を持ち集中するのです。
夜は今日一日の仕事をさらりとふり返りましょう。
人に対してありたい自分で接する事が出来たか。
そして今の仕事以外にもった自分オリジナルの夢・志を叶えるためにどんな活動が出来たのか。
最後に眠る前、もう一度自分の中長期的な願望に焦点を当てましょう。
そしてニヤニヤしながら眠るのです。
自分らしさとか、自分の夢とか、そういった自己啓発的な事を考えるのはとても大事。
自分の人生に対して真剣な行為だからです。
でも時間で区切らず、そして自分の方ばかり向いていると現実世界に影響が出てしまうのです。
自己啓発でうまく行かなくなる人はここの切り替えがうまくいかない場合がとても多い。
自分学ではこのテクニックをさらに充実させたものを提供する予定です。
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詳細は次回の記事で!(^▽^)
黒瀧@自分学ファシリテーター