現在の自己啓発に関し、私は大きな問題点があると感じています。


1つめは自分を取り戻す前に夢を探したところで、もし夢が出て来たとしてもその夢に実感を持てず、いつまでも探し続けてしまうことでした。


自分の夢150個出してみたけど…本当にこれがやりたい事なのかな…。


コーチングを受けて夢は出て来たけど…それですっきりしちゃって後が続かない…。


マインドマップで夢を描いてみたけれど…どうも心が満たされない…。




みたいな感じですね。


そして自分を取り戻すという事はつまり、健全な自己愛、健全な自己信頼感、健全な自己重要感を持つ事。

健全であるというのは、多かったり少なかったりせず、人に頼る事もないフラットな状態であるという事。


そしてそれらを取り戻す事の意義は「心の自立」でした。

要は心の自立が無ければ、せっかく見つけた夢に対して実感も、自信も、価値も見いだせず、それ故いつまでたってもその願望が夢へと昇華しないのでした。

(それぞれを取り戻す方法に関しては、また後日記事にします。書きたい事が多すぎて追いつかない…)





そして今日は2つ目の問題です。


私はクリス岡崎氏の元でアンソニーロビンズ氏のメソッドを学ぶ中、さまざまな体験をしました。

その中の一つが心のブレーキです。

我々人間は知らないうちに、過去の体験を元にさまざまな心のブレーキをかけて生きている事を学びました。





例えば日曜の夜。

明日会社(学校)に行くのが嫌だな~という感情が沸いてきたとしましょう。

でもよくよく状況を考えてみると、仕事は順調だし、特に嫌な会議があるわけでもない。


なのに日曜の夜、明日の事を考えると何だか嫌な気分になってしまうんです。

それっていったい何故なのでしょうか?


それは原因の一つに、もしかすると過去に月曜日に学校で嫌な体験があったからかもしれません。

宿題を忘れ先生に指摘されて恥をかいたとか、月曜はいつもテストがあったとか。


そういう過去の出来事って通常は心の成長とともに消化されていくものですが、中にはいつまでも消えない体験も残ります。

今はもう社会人だし、仕事も順調なのにも関わらず日曜の夜は何だか憂鬱になる。

私の妻はサザ○さんの音楽がスイッチになっているようで、一切見ようとしません(笑)

そうした過去の体験は、今の私たちが感じる「何か嫌だな」という心のブレーキとなって根深く残っているのです。






この国民的人気者が今も妻を苦しめる…
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さて、ここで自己啓発の2つ目の問題点。

自己啓発って言わばアクセルを踏んでいるようなもので、どんどんどんどん前に進みたくなっちゃうんですよね。

名言集を読んでみたり、夢を描き出してみたり。

程度問題なので、ある程度やる分にはいいんです。

しかし、やり過ぎると問題が起きて来るんです。


我々は自分の知らぬ間に、心に様々なブレーキをかけている。


しかしそれに気付かず、自己啓発によりアクセルを踏んでしまっている。

するとどうなると思います?






心がきしみ、痛み出します。









それが自己啓発の罠その2です。


心のブレーキを外さずに、アクセルを踏み込む。


自己啓発でつらくなっちゃう人が出てくる原因の一つがここにあるんです。





アクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなもの。そりゃつらくなるよ。
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私はね、自己啓発とセラピーって分けるべきじゃないと思うんですよね。

ブレーキを外しながら前に進む。丁寧に丁寧に。

そうじゃないと本当に心が痛みますので。。







自分学では私自身が体験を元に構築してあります。

何が自分のブレーキなのか。

そして何が自分のアクセルになるものなのか。

丁寧に丁寧に進んでゆきます。

心が痛まぬように。





黒瀧@自分学ファシリテーター