自分のやりたい事を見つけるためには情報が必要だ-。


そんな思いを抱え、私は2008年6月にフォトリーディング短期集中講座 を受講しました。


フォトリーディングとは速読法の一種であり、その特徴は脳の機能をうまく利用した方法であると言うこと。


11万もする高額なセミナーでしたが、それで本が早く読めるようになるならと、意を決して受講する事にしたんです。




講座を受け、実際に脳の機能を体感し、私はフォトリーディングの虜になりました。


これはすごい技術だ!!


私は感動し、夢中でフォトリーディングと、そしてフォトリーディングの研究を繰り返しました。


研究というのはよりうまくフォトリーディングをするためにはどうしたらよいかを考える事。


私は最初、どうしても内容をたくさんピックアップしすぎてしまい、結果としてそんなに早く読むことは出来ませんでした。


しかし、研究と練習を繰り返しながら見事克服。


そしてむさぼる用に本を読み、その内容を実践するようになっていったんです。





本を読み、その内容を実践していった私は、仕事のスキルは高まっていきました。


スケジュールの便利な管理の仕方とか、ロジカルシンキングによるMECEかつツリー状になった考え方だとか、パソコンの便利なテクニックだとか、より良いコミュニケーションのスキルだとかです。


それらを学び、実際の仕事で活用するのは楽しい事でした。


例えるならば、本を読んで実践するのって、サーフィンがうまくなって大きな波を乗りこなす事に似ているんじゃないかと感じます(サーフィンやった事ないですが)。


仕事という大きな波を、自分の得意なスキルを駆使し、乗り越えていく。


人間、自分が出来る事、得意な事をしている時は楽しみを感じるものです。


私は自分の新しいスキルを実践する事で、わずかな楽しみを覚えるようになっていきました。




しかし、肝心の「自分がやりたい事」は相変わらず見えてこない。


自分の「Why」の部分が見えてこないんです。


相変わらず私の胸にはぽっかり穴が開いたままだったんです。




そんな状態が8ヶ月ほど続いたころでしょうか。


私は本屋である一冊の本に出会うのです。


その本とは億万長者専門学校。


著者はクリス岡崎氏。


衝撃的な出会いの始まりでした。


2009年3月の事です。




夢無き男 その9