人はなぜ一番大切な「自分自身」について学ばないのでしょうか。
国語も、数学も、科学も、化学も、日本史も、世界史も、地理も、物理も、外国語も、望む・望まないに関わらず一生懸命学びます。
一つは学ぶ機会が少ないと言うことがあげられるでしょう。
そしてもう一つは、学ぶにあたり体系だったものが無い(少ない)からでは無いでしょうか。
自分について学ぶって言ってもな~…
しかし自分自身について学ばなければそもそも自分にとっての幸せ(ゴール)は見えてきません。
自分はどうなりたいのか、どうしたいのか、何がやりたいのか。
ビジネス書、自己啓発書、成功哲学なんかで良く出てくるゴールセットというやつです。
そしてそれを達成するための理由を明確にする事・マインドセットもとても重要だと思います。
でもですね、私は自分の経験を通し、本当の本当に必要な事はもっと根深いところにあると感じています。
ゴールセットも、マインドセットも、もちろん大事。
本当に望むもの(ゴール)を明確にし、それを手に入れるための自分だけの唯一無二の理由(マインド)を手に入れる。
それらを通して得られるものは望みの人生である事でしょう。
しかし、その前にどうしてもやっておかなければならない事があるんです。
私の提唱する「自分学」でもゴールセット、マインドセットは行いますが、それらは2ndステップ目に行います。
もっと根源的にやって置かなければならない事があるからです。
それは、自分にとって「マイナス」となっている過去の解釈を変える事です。
マイナスとなっている過去の解釈がある場合、こんな症状が現れます。
・自分で自分の事が好きになれない
・自分で自分の能力を信頼できない
・自分で自分の個性に価値を見いだせない
・知らず知らずのうちに、自分で自分の行動にブレーキをかけてしまう
それらは結局、自分自身の幸せを他人に委ねてしまっている依存の心なんです。
つまり自分で自分の主導権を相手に渡してしまっている事。
自分のリモコンを相手に渡してしまっているのと同義です。
依存の心がある限り、ゴールセットしても自分でそこに到達する事は出来ません。
なぜなら自分でどうにかしようとしないから。
自分でどうにかしようとするから進捗が生まれ、相談することができる。
そして自分でどうにかしようとするから健全に人を頼る事ができると私は思います。
一つ一つ見ていきましょう。
自己愛が低ければ、自分で自分の目標にいつまでたっても納得感が生まれません。
自己信頼感が低ければ、自分のアイディア、行動を信頼することができず、いつまでたっても人のアドバイスを待ってしまうようになります。
自分の個性に価値を見いだせなければ、コミュニケーションにおいて相手の価値にも気付くことができず、本当の信頼関係を結ぶのが難しくなると思います。
こうした依存の心がある限り、せっかくゴールセットをしても、マインドセットをしても、それらがブレーキとなりなかなか前に進むことができないのです。
だからこそ、まずは自分でも気付いていないその原因を見つける事が必要なのです。
そして我々大人は、自分の過去に対する「解釈」に責任を持たなければなりません。
今の自分にとってマイナスとなっている解釈ならばそれを変え、前に進んで行かなくてはなりません。
そのマイナスとなっている過去の解釈を変え、健全に自分を愛し、信頼し、認められるようになること。
すなわち自由で、自発的で、自立した心に切り替える事。
それが「自分学」の1st ステップ 「徹底的な自己分析です。」
※自分学は全部で3ステップあります。
1stステップでは徹底的に自分の過去について見つめ直す作業です。
そして私は、研究の末それを体系化する事が出来ました。
ネガティブな事を見つけ、マイナスの解釈をプラスに変え、自分の心のブレーキを外します。
同時に自分が感動した事、喜びを感じたこと、誇りを感じたことも見つけ出し、自分だけの本当のゴールの種とします。
知らず知らずに自分を縛っているもの、ブレーキとなっているものを取り外さない限り、せっかくゴールセットをしてもそこに辿り付くのが難しいのです。
まずは自分にとってマイナスとなっている過去の解釈を変える事。
「自分学」の1stステップ「自己分析」は、これまでの自己分析と違い、それを効果的に行う作業です(^^)
黒瀧@自分学のススメ