タフに生きる。
本書評は「本魂!×悪女 書評記事ブログコンテスト 」への投稿記事です。
悪女。
この言葉を聞き、どんな言葉を連想するでしょう。
私ですとこんな言葉を連想しますね。
したたか。
小悪魔。
計算高い。
魅惑的。
一途。
フェロモン。
強い女性。
などなど。。
頭が良く、計算高い行動をし、男をうまく利用し、自分の幸せを確保する。
そんなイメージを持ってしまいます。
一昔前、葉月里緒奈さんがそんな風に呼ばれていたのを思い出しますね。
※ちなみにこんなアンケート がありました。
悪女に対するそのような印象を持ちながら読んだわけですが、いやーこれはすごい本でしたね。
狡猾だとか、計算高いだとか、表裏があるだとか、そういうのを超越した本です。
この本は、現代女性が社会でしぶとく、力強く、しなやかに、そしてタフに生き残るためのサバイバルキャリア術の本だと私は思います。
今はまだこういう女性を「悪女」と表現していますが、きっと近い将来、こういう女性こそがスタンダードになっていくのではないでしょうか。
ただ流されるままのキャンディガールは卒業しよう。
戦略を立て、実践し、謙虚に指摘を受け止め、
そして新しいステージへと昇ってゆこう。
著者のそういうメッセージがこの本に込められています。
そしてですね、それを叶えるための実践的なテクニックの数々。
「自分が女性である」という事を深く受け止め、その上で女性であるメリットをうまく活用したテクニックの数々には脱帽してしまします。
なかでも「給食作戦」や「期待値コントロール」、「宛名ホメ術」のようなテクニックは、男がやろうと思ってもなかなかうまくいきませんから。。
私はですね、この本を読み終わった後こう思いましたね。
男、やべえな。
と。
だってですね、だってですよ?
今はまだどちらかというと「女性が男社会にうまく適合するためにはどうしたらよいか?」というアプローチで色々研究されていますよね。
男性の方から「女性とうまく仕事をしていこう」という、積極的なアプローチはまだまだ少ないように思います。
しかしですね、女性はこの本にあるように、着実に、そして確実に牙を研いでるんです。
研究に研究を重ね、しぶとくタフに社会で活躍してゆく力を身につけているんです。
もし今後、著者が言う「キャンディガール」がどんどん減ってくるならば、女性に対する研究が遅れている男性たちはどうなってしまうでしょうか?
もちろん女性とうまく仕事ができない男性が増えてきますよね。
すると今後、どんどん増えてくるんじゃないでしょうか。
キャンディボーイと呼ばれる男達が。
いや、あながち間違ってないかな~と思います。
だからですね、我々男性ももっと女性を研究し、そして男であるメリットをもっと活かした仕事術を開発していかなければならないのでしょうか。
女性とうまく仕事ができないキャンディボーイだらけの職場。。うーん、恐ろしい。。
そこでですね、私はこのままではまずいと思い、こう考えました。
今から悪女対策を打っておく必要がある
と。
そしてですね、まずは出来る事から始めようと、一番身近な女性から悪女チェックを行ってみました。
私にとって最も身近な女性。
そうです。
妻です。
その結果・・・
やや自覚あり悪女予備軍
と判明。
おお、そうか。。やはり…。
そして「やや自覚あり悪女予備軍」の説明にこんな一文が。
「私は悪女じゃないから…」と口にする人が多いのがこのゾーン。
な、尚弓さん。。めっちゃ当たっとりますがな。。
そしてめでたく(?)自分の妻が悪女予備軍だとわかった私。
そ、そうか。。でもこれで日頃から悪女対策できるぜ…と思っていたその瞬間、私の目の前にとんでもない光景が!!!
えっ…、ちょっ…!
ぱらぱらぱら~。
な…なにっ…!
そしてこの世にまた一人、フレッシュな悪女が誕生したとかしないとか。どうしてくれるんですか尚弓さん。
これにて「本魂!×悪女 書評記事ブログコンテスト 」の書評記事終了です。
いやーこの本は本当にいい本でした!
仕事をするという事、男性である事、女性である事、その前に自分と言う一人の人間であること、全てを考えさせられる素晴らしい本でした。
めちゃめちゃお勧めです!!




