はい!今週もやって参りました本魂一斉レビューのコーナー!
今週取り上げる本はこちら!
ヒットの神様
伝説のマーケッターに学ぶ、不況に勝つ知恵
内田 耀一 コイケ ジュンコ 著
本著は昭和の中期(昭和38年~)に活躍したある無名の裏方仕事人の記録をまとめたものです。
昭和中期。まだまだ物が無い時代。
そんな時代から現代に至るまでロングヒットしている商品の数々。
それは今まで表に出る事のなかった一人の男・内田 耀一氏により生み出されたものでした。
私の年代でさえも知っている
「違いのわかる男のゴールドブレンド」
「がんこな汚れにザブ」
「ピンクの小粒、コーラック」
などのコピーを作ったのが内田さんだそうです。
また当時、まだマーケティングという言葉もなかった時代に、効果的なリサーチ方法を試行錯誤で考案。
グループ・ディスカッション調査法を日本で初めて確立されたのも内田さんでした。
内田さんの凄さはコピーやリサーチ方法だけではありません。
調査を重ね、本質をつかみ、考えに考え抜いてコンセプトを作り出す事にも長けています。
例えばコーラックの話です。
白い錠剤が常識だった時代にピンク色を提案する。
本当に勇気のいる事だったと思います。
本書には内田氏が手掛けた数々の事例が掲載されていますが、どれも今の時代でも売れているものですし、常識になっている事ばかりです。
何も無い時代に作りだされたものが、何でもある時代でも売れ続けている。
商品自体の魅力もあるでしょうが、マーケティングの重要性を改めて実感しました。
例えばディズニーランドの話。
大人が遊ぶという事に罪悪感を感じる時代に、どうこのテーマパークを根付かせたのか。
商品自体に魅力があっても、それが消費者側に魅力ある物として伝わらなければ、ヒットには結びつきませんものね。。
私が本書から一貫して学んだ事が3つあります。
・徹底的に消費者の本音を引き出すこと
・消費者の本音と商品のコンセプトをマッチさせる事
・考え抜く事
本書には内田さんが行っていた本音の引き出し方、そしてコンセプトの作り方が、その事例ごとに詳細に記載されていました。
ご興味のある方は本書をぜひご一読下さればと思います。
そして何より私が感銘を受けたこと。
それは考え抜くということです。
考えに考えて考え抜き、そして強い心を持って実行に移す。
私にまだまだ不足している部分でありますし、そして効率ばかりが求められる現代にも足りない部分なのではないでしょうか。
効率も重要ですが、仕事に対する熱い気持ちが、考え抜くモチベーションに繋がるのではと思います。
仕事に対する姿勢の面でも本当に参考になる本でした。
「ヒットの神様 伝説のマーケッターに学ぶ、不況に勝つ知恵」
不況に勝つ知恵の本質を垣間見た気がします。
とってもお勧めの一冊です!(^∇^)
そして最後に今回参加したホンダマーの皆さんをご紹介します!
【営業のコトバ屋】 ハッピーにみちびく【売れる人脈】【使えるコトバ】をあなたに!
http://ameblo.jp/reeeal/entry-10315990814.html
書評の可能性
http://ameblo.jp/axis-ye/entry-10319819904.html
本魂!~1冊の本から始まる想いの連鎖~
http://ameblo.jp/a-little-capricious/entry-10319825266.htmll
僕の問題は誰かが解決している
http://smilesignal888.blog44.fc2.com/blog-entry-220.html
読んだ本まとめブログ
http://ameblo.jp/novk/entry-10320197422.html
たけぴろのブログ
http://ameblo.jp/takehioworks/entry-10320586363.html
私の頭の中