情報を持っているという事は、ビジネスにおいて強みがでます。
何かを提供する側になると有利になりますからね。
(時と場合によりますが)

しかしその強みを、同じ組織内、同じ会社内でも発揮するのはいかがなものでしょう。
確かに情報を持っていると皆から頼りにされ、重宝がられるかもしれません。
ですがここで情報の出し惜しみをする人がいたらどうでしょう。
その人の自己重要感の満足のために、組織はその分スピードを上げることができなくなってしまいます。

なぜこんな事を言うかといいますと、私自身そうなりかけた時がありました。
要は仕事にも慣れてきて、調子こきたくなってきたんでしょうね。
自分の自己重要感の満足のため、もしくは自分の実力維持のためもあったのでしょうか。
情報を出し惜しみしたい気持ちが芽生えつつありました。

でもですね、本物のサラリーマンはそんな事しないんです。
情報をグルグルグルグル回していくんですよね。
カルロスゴーンが「組織の透明化」と言っていましたが、そうなるように自然と情報を提供していたように思います。

かっこいい。何てかっこいいんだ。

憧れました。そういう姿に。
かっこいいと思いました。そういう仕事のスタンスに。

私が人生で本当に幸運だと思うのは、自分が調子こきたくなってきた時、必ずと言って良いほど鼻っ柱をポキッとやってくれる人がいた事です。
直接ポキッとやってくれる人もいましたし、その人のように間接的に折ってくれる人もいました。

中にはボキッ!!って人もいて、心まで折られそうになる事もありましたが。はははは…。
(笑い事じゃないんですけどね)

組織のため、社会のため、そして引いては自分のためという大儀を抱えて仕事をしているならば、情報の出し惜しみなんてちっぽけなものです。

勝間和代さんも「Giveの5乗」と言っているように、情報は出して出してなんぼですね。

そしてそんな自分でいられると、自然と元気になってきますよ~!(^▽^)