いい本でした!
何がいいって、今の社会は思った以上にヤバい状況で、それでいて思った以上に大チャンスでもあるのだとはっきりわかりました。
この本には二大キーワードがあります。それは「パーソナル」と「マルチ」です。
マルチに考え、パーソナルに帰結させる。これがこの本の主旨であると思います。
マルチに考えるとはつまり
・収入源をマルチにする(本業は何も一つだけじゃなくてもいい)
・マルチキャリアを歩む(サラリーマン 兼 作家など)
・マルチ人脈(社内以外にも人脈を)
など、活躍の場を一つに限定しないで、同時並行で行うという事です。
今までのように一つに集中するよりも、マルチに考え、マルチに行動する。
そうして得られた能力をパーソナルに帰結し、いつでもどこでも活躍できるように備えておく(ポータブルキャリア)。
それがサバイバビリティだと唱えておりました。
また面白いのが、本田さんは独立は慎重にと述べていた事です。
「この不況はある意味大チャンス!」と謳っている本もたくさんありますが、本田さんはコーポレートキャリア(社内でのキャリア)も大切にし、事業化のタイミングまではマルチインカムの状態にしておくのが望ましいと説いていました。
そうですよね。。タイミングの見極めを誤ったらエライ事になりますよね。。
いやーしかしこの本を読んで思ったのが、これからはホント「大企業」ならぬ「大個人」の時代だということです。
ただ言われた業務をこなしているだけでは現状維持もできず、何かしらの価値を提供できないと生き残る事は難しいのだと改めて実感しました。
ただの労働者のままでは、ロボットや人件費の安い国の人に置き換えられてしまいますからね。。
何かしらの価値を提供できないと、どんどん居場所がなくなっていってしまいます。
しかし、逆に何かの価値を提供できれば、その人は今まで以上に活躍できるはずです。
だって周りの人間は下がりつつ、自分は上がっているんだから、その差は歴然です。
自分の価値を高めるには今!今しか無い!
そういう決意を改めて与えてくれる、そんな本でした。
これからは個人の時代です!ちゃんと備えていれば大チャンス!
本田式サバイバルキャリア術、お勧めです!(^^)