仕事でストレスがたまり、スパでマッサージを受けるという人。一日の最後に彼氏とマッサージをしあいながら、カラダの疲れをとるという人。
意外と、マッサージを日々している人って多いですよね。
実は、そんなマッサージが科学的に効果があることが証明されただけではなく、ダイエットに効果がある可能性がわかったんです。
■マッサージの科学的な効果は?
マクマスター大学のジャスティン・クレーンらは、11人の若い男性を対象に筋肉疲労をおこすような運動をさせた後、片方の脚に10分間のマッサージをおこないました。
150分間の安静の後、マッサージをした脚となにもしなかった脚を比較したところ、マッサージをした脚は筋肉疲労が減少し、細胞内のミトコンドリアが増加したというのです。
つまり、マッサージは主観的に気持ちが良いというのではなく、じっさいに細胞レベルで効果があることがわかりました。
■なぜ、マッサージがダイエットに効果があるのか
ジャスティン・クレーンらの調査で注目したいのは、ミトコンドリアが増えたことです。ミトコンドリア、理科の時間に習いましたよね。
独自のDNAをもつ細胞なのですが、その働きのひとつを簡単にいてしまえば、エネルギーを作り出すことです。体脂肪は通常、脂肪細胞に中性脂肪として蓄えられています。
この中性脂肪が脂肪酸となり、ミトコンドリアでエネルギーへと変わるのです。
つまり、ミトコンドリアの数が増えるということは、それだけエネルギー変換も増える可能性を示しているんです。
もちろん、中性脂肪を脂肪酸に分解するために運動は必要ですが、運動とマッサージを上手に組み合わせれば、筋肉痛などの疲れを防げるだけではなく、よりダイエット効果が期待できるかもしれませんよ。
【証明シリーズ】
※ 非モテのコミュニケーション能力は低いことが証明される
※ 「第一印象は正しいので信じていい」米研究で証明される
※ 「男性より女性の方が痛みを感じやすい」米研究で証明される
※ 女の「見た目は気にしない」は嘘だということが証明される
【参考】
※ Massage Therapy Attenuates Inflammatory Signaling After Exercise-Inducシアリス 通販 Muscle Damage
※ 曽紅(2010)『順式持続納(吸)気延長法による肥満解消と多彩な呼吸調節作用63例』 Journal of International Society of Life Information Science
※ 斉藤昌之ら(2001)『抗肥満創薬の夕一ゲットとしてのミトコンドリア : 脱共役タンバク質UCP』 日本薬理学雑誌